夢色traveler「絶海の探偵」

traveler22 ページ22

でも、それのお陰で2人一緒に助かることが出来たって言うのは間違い無いかもしれない。



今日一日の出来事を思い出して、死ぬほどハードだったんだなって思うと、体がどっと重くなった。



こんな命の危機、二度とごめんだ。



あと、やっぱりコナン君と一緒になるとろくな事にならない……。



これから先もコナン君との遭遇率は低めに、警察学校組といるようにしよう……。



ってそう言えば！！警察学校組忘れてた！！



うわっ、やっば……これかなり迷惑かけたのでは？



警察学校組だけじゃないよ、昴さんだって……。



”怒られるの覚悟しないとな”と思いながら、意識がある私と蘭ちゃんは会話に花が咲いてしまい、なんだかんだずっと話してた。



病院に運び込まれてからしばらくした時、部屋の扉が開き、大勢の人がなだれ込んできた。



言うまでもないな、全員関係者だ。






コナン｢蘭姉ちゃん！！｣






安室｢Aさん！！｣






蘭｢コナン君、安室さん。｣






『病院では静かにね。』






蘭ちゃんと2人で軽く手を振って答えた。






安室｢体は大丈夫ですか？｣






『うん、何とかね。』






萩原｢Aーーー！！落ちたって聞いた時、生きてる心地がしなかったよ！！ほんとバカ！！とんだおバカちゃん！！｣






『ごめんね、研二さん。心配かけたね。』






松田｢心配なんてもんじゃねぇよ！！頼むからこれからは慎重に行動してくれ……。｣






『うん、わかった。これからは気をつけるよ。』






諸伏｢A。俺、本当は謝らなきゃいけないことがあるんだ。ごめん！！もしかしたら蘭さんとAが一緒にいないかもしれないってなった時、俺と安室は蘭さん捜索を優先させた。今回は奇跡的に一緒にいて一緒に見つかったからいいけど、下手したらAを見捨てるところだった。｣






唯さんの発言は大声だったせいで、蘭ちゃん達にも聞こえてた。



その言葉に罰が悪そうな顔する安室さんと、悪態つく陣平さん、驚いてる蘭ちゃんと反応は様々だった。






蘭｢ちょっと待ってください。じゃあ、もし私とAさんが一緒に居なかったら…………。｣






コナン｢蘭姉ちゃんの時でもギリギリだったんだ……だから、蘭姉ちゃんの捜索で打ち切りになって、Aさんの事は探せなかったと思う。｣






蘭｢そんな！！｣






諸伏｢…………だから、本当にAと蘭さんが一緒にいたおかげで、奇跡的に助かったんだよ。｣

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