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振り返ること前日
大学時代の友人たちとカラオケで休日を過ごす
真剣にドリンクバーを選んでいると
隣の人と、肩がぶつかった
廉「すみません...って矢野？」
『え？あ...永瀬？くん、？』
廉「びっくりしたこんなところで会うねんな」
50名も同期がいると名前と顔を覚えるのは
一苦労であり、話したことない人がほとんど
であるが、永瀬くんは一際目立つ顔立ちの整った1人だったため良く名前は耳にしていた
遠くからしか彼を見かけたことはなかったので、
こうして話すのは今日が初めてだった
『本当だね、びっくりした』
ふふっと小さく笑った永瀬くん
こんな顔して笑うんだ
そんなことを思っていると
良く聞き慣れた声が聞こえ、
その方向へと目をやると、
付き合っている彼がいた
『あ、隼人...』
廉「何？知り合い？」
『いや、彼氏』
廉「彼氏か...」
最近めっきり連絡がまともに帰ってこない彼が
友人達と楽しそうに話している
「なぁ、まゆちゃんとどうなの？」
「あぁ、あいつ？意外と堕とすの簡単だったなー
ていうか、俺はあいつの体に惚れたわけだし、
それ以上でも以下でもねぇよ」
「うーわ！隼人言うな〜」
「あいつ、俺が何言っても全部イエスなんだぜ？
最高の相手だろ？」
全身の力が抜けていく気がした
隣で心配そうに永瀬くんが
見ている気がするけど、そんなこと
どうだっていい
前から近づいてくる彼は、
こちらには1ミリも気づいていない
『、、隼人』
「まゆ」
『今の全部聞いてたよ
そっか...遊びだったんだ。』
「・・何言ってんだよ。まゆは最高の女だぜ？
な？仲良くやってこうよ」
そう言って肩を回してきた、
手を思いっきり振りほどこうとするも
さすがの男相手に、全くピクリともしない
『触んないで、離して...』
「そんなこというなよ〜」
『やだ...』
涙でぼやけて何も見えなくなった時
廉「あの、やめてもらえます？
彼女嫌がってるんで」
「はぁ？お前誰？」
廉 「とにかく離れてもらえますか？」
気持ち悪くのしかかった手が離れた
瞬間、永瀬くんに引っ張られる身体
廉「失礼します、行こう。矢野」
溢れる涙が止まらない
悲しいんじゃない
あんな男に惚れたことが悔しかった
『情けないところ、見せてごめんね？』
廉「情けなくなんかねぇよ、」
『永瀬くん優しいんだね。じゃあ』
助けてくれた永瀬くんの顔をろくに見れず
逃げるようにその場から去ったのだった
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oyasumiico(プロフ) - やまなかさん» ありがとうございます！また書けるように頑張ります〜！ (2020年6月13日 13時) (
レス) id: 0e4319e8c9 (このIDを非表示/違反報告)
やまなか(プロフ) - 凄く素敵な作品でした！彼女に甘々な廉くん最高でした！今後の展開も楽しみにしています。 (2020年6月13日 2時) (レス) id: 3eb5773ae4 (このIDを非表示/違反報告)
oyasumiico(プロフ) - しろさん» コメントありがとうございます。お時間頂戴してしまいますが、更新しますのでお待ちください！> < (2019年2月6日 22時) (レス) id: 0e4319e8c9 (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - また続きが読めるの楽しみに待っています。 (2019年2月1日 16時) (レス) id: b25c0e4b75 (このIDを非表示/違反報告)
oyasumiico(プロフ) - yyyyuuuuiiiiさん» ありがとうございます。嬉しいです〜〜 家までかっこいいって...家賃は可愛くないお値段なのは確かです。(笑) (2018年12月5日 23時) (レス) id: 0e4319e8c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：oyasumiico
| 作成日時：2018年11月7日 0時
