水溜り ページ16
廉と付き合う前の話
まずは 「蜃気楼」を読んでいただけると
よりわかりやすいかと思います。
＿＿＿＿＿＿＿＿
1年目の夏
『岸！おかわり！』
岸「はいはい、まゆももうその辺にしとけ？
お前そんなお酒飲めねぇだろ？」
2か月前、最悪な別れた方をした
彼氏と、岸と入った1件目の居酒屋で
鉢合わせをしてしまい気分は最悪だった
悔しいけれど、愛想の良さと、
女心をわかっているあたりはモテ要素抜群の元彼
先程鉢合わせをした居酒屋で
可愛らしい子を口説いてお持ち帰りを
する様子までばっちり目撃してしまった私は
あの女の子と自分を重ねずにはいられなかった
『女なんて簡単だって思ってるあの感じとか、本当に見てて腹立つ、、
あの子が嫌な思いしないといいけど』
元彼が店をでようとした時
しっかりと目があったのだ
さぞ驚いた表情をするだろうなと
きつく睨んでいたのに
表情一つ変えず、なんならあざ笑うかのように店を後にした
『あー！あの顔！
思い出すだけで腹立つー！』
岸「うん、飲め。やっぱり飲め。許す」
喉越しに任せて頼んでいた
ビールも3杯目を迎えると
頭がクラクラする
次は甘いお酒にしよう
そう思いクラクラするなか
懸命にメニューとにらめっこしていると
感じる岸の視線
『ん？どしたの？』
岸「いや、、その話したくなかったら
全然いいんだけど...
さっきのって、、」
『あぁ、元カレ？もはや
カウントもしたくない人なんだけど・・・』
ポツリポツリと、過去の出来事を
話す私の一言一句を丁寧に
聞いてくれた岸
話し終わる頃には
また涙がポロリあふれていた
『私、また恋できるかな、、
って重いよね！ごめん、今の話
忘れて？』
岸「そんなことない。たまたま。
そう、たまたままゆが出会った
そいつがクズなだけで。少なくとも
俺の友達にそんな奴はいないし、
これからくるやつなんて、特に」
『え？ちょっ、ちょっとまって。
今なんて？』
岸「だから、これからくるやつなんて」
『誰かくるの、、？』
岸「あれ？話してなかったっけ？
あ、きた！こっちこっち！」
目の前に座る岸が、手を挙げて
誰かを呼んでいる
振り返るとそこには
ジャケットを脱いで、ワイシャツのボタンを
１つあけ、胸元に覗く汗がキラリと光る
岸「おせーよ！廉！」
この人どっかで見たこと、、ある
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oyasumiico(プロフ) - やまなかさん» ありがとうございます！また書けるように頑張ります〜！ (2020年6月13日 13時) (
レス) id: 0e4319e8c9 (このIDを非表示/違反報告)
やまなか(プロフ) - 凄く素敵な作品でした！彼女に甘々な廉くん最高でした！今後の展開も楽しみにしています。 (2020年6月13日 2時) (レス) id: 3eb5773ae4 (このIDを非表示/違反報告)
oyasumiico(プロフ) - しろさん» コメントありがとうございます。お時間頂戴してしまいますが、更新しますのでお待ちください！> < (2019年2月6日 22時) (レス) id: 0e4319e8c9 (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - また続きが読めるの楽しみに待っています。 (2019年2月1日 16時) (レス) id: b25c0e4b75 (このIDを非表示/違反報告)
oyasumiico(プロフ) - yyyyuuuuiiiiさん» ありがとうございます。嬉しいです〜〜 家までかっこいいって...家賃は可愛くないお値段なのは確かです。(笑) (2018年12月5日 23時) (レス) id: 0e4319e8c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：oyasumiico
| 作成日時：2018年11月7日 0時
