Bread eaten on the table ページ9
カイ side
K あ、ショウだ！おはよう！
S おはよ
勢いよく部屋を飛び出すと、
大きな口を開けて欠伸をするショウに会った
S なに？
咄嗟に腕を掴んでいた俺を
不思議そうに見つめるショウ
K ごめん、、俺、、嘘つけなかった
みんなにバレちゃった
S あぁ、別にいいよ
むしろ悪かったな 気使わせて
明日からあの猫はここには来ないし
K え？なんで？
S ほら、なんか用事あったんだろ？
俺ご飯食ってくる
切なく笑ったショウ
最近よくあの笑顔で笑うんだ
自分では笑ってるつもりなのだろう
だけど俺には泣いているようにも見える
どん底の中にいた俺を救ってくれた
本当のお兄ちゃんみたいなショウを
ずっと隣で見てきたから
あの笑顔を見るたびに、
胸が張り裂けそうなる
だけど、かける言葉もわからない
お子ちゃまな俺
にいちゃん達がみんな早く
幸せになりますように
1日一回は唱えるこの魔法の言葉
いつになったら、みんなを幸せに
してくれるの？
神様
〜〜〜〜〜
レン side
Y お前ら、食った皿は各々でシンクに戻すように！
そのまま洗ってくれてもいいけどな！
ユータのその声に、ぞろぞろと
食べ終わった皿をかたす俺たち
そこに現れたショウ
S みんなもう食った？
R おはよ 食ったで
S ん
短く返事をしたショウは
どかっと席に座り、残ったサンドイッチを
大きな口を開けて放り込んだ
R あいつは？
S ちゃんと帰ってきてる
R そっか
澪が最近夜中にほっつき歩いていることは
気づいていた
でも朝になると必ずうちに戻ってくる澪に
みんな何も言わない
だけどそろそろ、心配も限界だ
重い腰を上げて一言いうことを決意したと
同時に、タンクトップにショートパンツを着た澪が、頭をタオルでわしゃわしゃと拭きながら
みんなが集まるリビングへと入ってくる
「ジーン 牛乳飲みたい」
J お、澪おはよう
ちょっと待ってな？
G 澪〜〜こないだ頼まれてたアレ
作っといたよ？
「んっ！まじ？！さすがゲン！
ありがと 大好き」
牛乳片手に、ゲンに向かって
勢いよく抱きつく澪
G わかった わかったから離れて
みるみるうちに、ゲンの頬は赤く染まる
like taking candy from baby→←A small poison that has been deceived by the love
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 169人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
oyasumiico(プロフ) - ゆかぴさん» 返信遅くなって申し訳ありません！久しぶりに更新させて頂きました！ノロマ更新になるかと思いますが、、是非読んでくださると嬉しいです＾＾ (2019年7月15日 23時) (
レス) id: 0e4319e8c9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかぴ(プロフ) - これは更新されないんですか？面白いです (2019年6月7日 9時) (レス) id: 5eaf1cb74a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：oyasumiico
| 作成日時：2018年9月4日 0時
