kingdom

everyday affairs ページ5

［ ドタドタドタドタ ］





am:7:30


今日も忙しく騒がしい朝がやってきた


 
 
 
Y ほらーーーー！いつまで寝てんだ
起きろ！！！！！！！！！！！！！！！
 


 
2階にあるそれぞれの自室に向かって
廊下から聞こえるけたたましく響き渡るそのセリフは毎日訪れる朝の光景だ
 
 
 
G ユータうるさいってば
 
 
Y うるさいじゃねーよ。ったく
朝ごはん今日から早いもの順だからな
 
 
G じ、地獄耳・・・


再び布団を頭まで被ったのはゲン
朝が一番弱いのは彼だ

 
 
R はあ？！朝飯早いもの順ってどういうことやねん！
 

粗めの関西弁で、勢いよく部屋から出てきたレンは
頭を寝癖で爆発させていた


Y 文句言ってないで、早く来い



 
J …朝から爽やかじゃねーな


そう言いながら、部屋から出てきたジンは
サテンの寝巻きに身を包み、レンとは対照的に
寝癖１つつかずさわやかな香りが目に見える
 

Y よし、これで全員だな？

 
毎朝皆の朝ごはんを作ってくれるユータは
なかなか目覚めない彼らのお母さんのような存在になりつつある
 

 
一階のフロアに降りると
くちいっぱいにクロワッサンをほおばる最年少のカイ
 
 
R うわっ！なんでお前今日に限って早起きやねん！
 
 
K だっへほなかふいて目覚めたんだほん
 
 
R ちょお、お前食べながら話すなっていってるやろ？！
 
 
K おいひ〜〜
 
 
Y あんまがっついてると詰まるぞ！
お〜やっと起きたか
 
 
ユータの声に振り返ると
まだ完全に起きていないゲン手を引っ張りながら
降りてきたジンがいた
 

K あ、二人ともおはよ〜
 
 
G はよ
 
 
J おはよ。あれ？2人は？






この家には

6人の男と1人の女が住んでいた
 
 

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