kingdom

This world is but a canvas to our imaginations ページ11

J「赤ちゃん...？」

段ボールの中には、
白いお包みに包まれた
すやすや眠る赤ちゃんが入っていた

K「めちゃくちゃかわいいじゃん！」

ジンは段ボールからゆっくり
赤ん坊を抱え、ソファに座り、
カイはペタペタ赤ちゃんを興味本位で
触りまくる

R「なんで赤ん坊なんて」

「なにこれ？」

澪は、段ボールの中に入っていた
小さな紙切れを見つけた

「どうかこの子を守ってください。
だって...」

S「誰かに狙われてるってことか」

Y「でもこれからどうするよ。
俺らは確かに、何でも屋だけど...
こんな小さい子の面倒なんて見れるか？」

K「でもさ！楽しそうじゃん！
とりあえず、この子を預けた人は
困ってるってことだしさ！しばらく預かろうよ！」

G「確かに。最近これと言って仕事もないし、
そろそろお金稼がないと、barも最近
客足イマイチだよね？」

Y「そうだけど、この子育てるにしても
ミルクとか、ご飯とかやらなきゃだし
お金も相当かかるぜ？」

J「まあでも、この子がうちに来た以上
放置する事もできないから、様子見で
預かることはしてもいいんじゃない？」

R「そうやな。」

J「あ、目覚ました！」

『ふんぎゃ〜〜！！！』

K「あぁ〜泣かないで〜お腹すいた？」

アワアワする男子メンバー達
赤ん坊の周りには、自然とメンバーが集まる

ただ、1人の女を除いて。

「ねぇ。ちょっと待ってよ。私は反対だよ。
その子を預かるメリットは？」

R「...Kingdomルール、m
揉め事は？」

「多数決...」

R「よしじゃあ、この子を
あずかってもいいってやつ、挙手」

そうして、ジン、カイ、ゲン、レン
は一目散に手をあげる

Y「んーーー、、わかったよ」

そうして、しぶしぶ手を挙げたユータ

みんなの視線は、ショウへと集まる

S「澪、勝ち目ないわ。
俺も賛成で」

K「はい！6対1で、預かりまぁす！」

「はぁ...最悪」

これから始まる7人と赤ちゃんの
奇妙な生活にゾッとする澪であった


_____


Y「おい、なんで俺が子守しなきゃなんだよ！」

G「しょうがないだろ？
Kingdomルール、m
揉め事は多数決。お世話の仕方を多数決で
決めて、ジャンケンで順番を回すことになって
運悪くジャンケン負けたの、ユータなんだから」

Y「そうだけど、、ていうか、なんで
この子はそんなに泣いてるだ？そんなに
俺の嫌いなの？」

『うわーーーーん！』

なかなか泣き止まない赤ん坊を
慣れない手つきで抱っこするユータ

Once I made a decision, I never thought about it again→←like taking candy from baby

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