0113 海人と月 ページ22
「ごめんね?今日、、わたしだけで。
本当はみんなも誘ったんだけど...予定あったみたいで」
海「何言ってんのー。俺、まゆちゃんと2人きりとか超嬉しいよ!デートじゃん」
「デートではない」
海「はい」
お昼過ぎに待ち合わせして、
海ちゃんのリクエストで水族館にきた
水族館が好きって、わたしより女の子みたいって思ってたけど、
「海ちゃん!ねえ!見てこのマンタ岸くんみたい!」
海の中にいるみたいな空間に陥る
この異空間にすぐに酔いしれたのはわたしの方だった
「わぁ〜〜すごい、すごいね海ちゃん」
隣に立ってる海ちゃんを見ると、
わたしのことを優しい瞳で見つめる彼と目が合う
「あ、ごめん...わたしはしゃぎすぎてるね」
ふと我に帰り、自分の行動を思い出し赤面していると
海「なんで謝んの?ちょー楽しいし、
ちょー嬉しいんだけど...それに、、ちょーかわい」
最後の一言は、わたしの耳元でささやいた彼
行き場をなくしたわたしの手を掴み
海「ここから先は暗いから、海人くんの手繋いでてね」
そう言ってわたしの手に自分の手を絡めて
足元を気づかないながら次のブースへと進んでいった
水槽を眺める海人の横顔は
いつのまにか大人びてて、わたしの知らない表情にドキッとしてしまった
海「まゆちゃん、さっきから俺のこと見過ぎって自惚れしていいやつ?」
「え、、あ、違くて、」
海「なに?」
暗闇だから、あんまりわからなかった距離感も、
今は目の前に海人の顔があって、びっくりして
息もできない
この挑発するような目とか、
唇を触る指とか、こんなの知らない...
「あ!イルカ!イルカ見よ!ね、海人イルカ好きだもんね〜」
逃げるようにして、その場から離れた
___________
海「めっちゃ楽しかったー!」
「楽しかった!」
へなへな笑う海人は、わたしの知ってるいつもの海人
よかった。と一安心も束の間
わたしに待ち受けるは最大のミッション
海「ねえ、腹減っちゃった」
「うーん。じゃあさ、いいところ連れてってあげる」
海「まじ?どこ?」
「秘密〜〜」
タクシーに乗り込み、運転手さんにスマホの地図を見せ、進み続ける道のり
海「ねえ、どこいってるの?」
「秘密〜」
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くるみ(プロフ) - お返事ありがとうございます。 さっそくTwitterフォロリクさせていただきます(*^^*) (2020年2月6日 16時) (レス) id: ab4409e21e (このIDを非表示/違反報告)
oyasumiico(プロフ) - くるみさん» はじめまして!嬉しいお言葉ありがとうございます。。もちろんです!Twitterでは2人がずっといちゃいちゃしてますよ!フォロリクお待ちしてます^^ (2020年2月6日 15時) (レス) id: 0e4319e8c9 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - 初めまして。とても素敵な作品でanother storyと合わせて楽しく読ませていただきました。oyasumiico様の書くお話が紅一点物の中で一番好きです。 Twitterでのつきひらカップルも拝見させていただきたいのですが、フォロリクさせていただいてもよろしいでしょうか? (2020年2月6日 14時) (レス) id: ab4409e21e (このIDを非表示/違反報告)
oyasumiico(プロフ) - めいさん» めいさん^^初コメうれしい!笑 しょーが項垂れてるのめちゃくちゃ可愛いですよね。。ツイでも待ってます!!! (2020年2月1日 10時) (レス) id: 0e4319e8c9 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - しょおー!!あなぷりじゃない方にコメは初ですね。項垂れてるしょおがかわいくって・・・。ツイでも話しかけたいと思います 笑 (2020年1月31日 8時) (レス) id: 73d45b5bd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:oyasumiico | 作成日時:2020年1月3日 3時