姉と弟の秘密基地 (高橋×月宮) ページ16
海人が黒マスクを下げて、私に向かって手招きする
「ごめん待った？」
海「全然！」
「今日寒いね〜ニット初下ろし」
海「あ、俺もそうかも。しかも靴、おそろじゃん」
2人して全身真っ黒で、見るからにちょっと目立つ格好だけど、なんせこの喫茶店にはおじいちゃんおばあちゃんしかいない
「こんな穴場よく見つけたね」
海「俺のお気に入りの場所なんだ。
たまに、ここで漫画書いたりしてる」
「へぇ、なんかかっこいい」
食器が重なり合う音と、新聞がすれる音
そして静かにかかるラジオ
海人が私を連れて行きたいといってくれたこの喫茶店
「まゆちゃん絶対気にいると思う！」
海人の言葉通り、一瞬にして好きになった
私たちって、好きなものとか趣味は違うんだけど、どこか似てる感性があるのかもしれない
海「でね？まゆちゃんをわざわざここに呼んでまで、話したかったことなんだけど」
「えー？なに？急にかしこまっちゃって」
海「頑張りすぎてないかなぁって」
「私が？」
海「俺の考えすぎかもしれないけど、2年目が始まってから、ずっと突っ走ってる気がするの。まあ突っ走るしかないんだけどさ...」
今まで、泣き虫な末っ子をずっと励ましてきた身からすると、天と地がひっくり返ったんじゃないかってくらい衝撃で。
海「いつも前を走るまゆちゃんは、俺の憧れでもある。けど、、たまには息抜きもしてほしいなぁって、末っ子は思う次第であります。えへへ」
「海人...」
海「俺、考え込んじゃう癖あるし、みんなにも心配かけてるじゃん？でもまゆちゃんは、心配かけないように表には出さない。俺らって表面上は違うけど、どっか似てるところあると思うんだ」
海人の目つきは、知らない間に大人になってた
「うん...わかる気がする(笑)」
海「やっぱ兄弟なんかな？俺たち」
「そうかもしれないね」
きゃははと笑う海人のこの笑顔
ずっとそばで見守っていたい
海「ねえ、今日は俺がご馳走するからここのマスターのスペシャルデザート食べない？」
「なにそれ」
海「まあ、見ててって。マスター！スペシャルください！」
『はいよ〜』
いつのまにか、マスターにもしっかり馴染んじゃって、ドヤ顔で私の方を見てくる彼
愛おしいなぁ
大好きだなぁ
「海ちゃん」
海「ん？」
「いつもありがとう」
海「なに急に！きゃはは〜照れる」
「私もこの店来ていい？」
海「もちろん！俺とまゆちゃんの秘密基地ね？」
＿＿＿＿＿
良き姉弟
ボクらの時代 (月宮)→←RIDE ON TIME #1 (月宮)2
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oyasumiico(プロフ) - 美紀さん» お返事遅くなりました(＞＜)ありがとうございます。美紀様もお気をつけくださいね。また遊びに来てください〜！ (2019年12月5日 7時) (
レス) id: 0e4319e8c9 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 移行おめでとです気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年11月29日 10時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
oyasumiico(プロフ) - dmeenioさん» わっ嬉しいなぁ〜こうなったら、他のメンバーの沼にも落としたいです。(笑) 画像付き需要あるんですね！意識して更新しちゃいますね〜！！＾＾ (2019年11月28日 23時) (レス) id: 0e4319e8c9 (このIDを非表示/違反報告)
dmeenio(プロフ) - 廉くん推しつつ紫耀くんに浮気しちゃってます……(笑)画像付きのお話大好きです！インスタも楽しませて頂いてます！ (2019年11月28日 17時) (レス) id: a60411acd1 (このIDを非表示/違反報告)
oyasumiico(プロフ) - dmeenioさん» コメント嬉しいです〜！廉くん推しに引き戻したい気持ちと、紫耀くん推しに連れ込みたい気持ち。(笑)もし気持ちが変わったら教えてくださいね＾＾笑 (2019年11月26日 22時) (レス) id: 0e4319e8c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：oyasumiico
| 作成日時：2019年10月15日 12時
