五十九 ページ9
?「ここは?僕は戻ってきたのかい?君が僕を降ろしたの?」
成功か……
安堵により体の力が抜ける。代償が体に来る前に早く離れなければ、
燭台切「その角……。」
しまった。いくら力が抜けていたとしても、これはまずい。
話すしかない。嘘をついたら、信頼を失う。
「…おれの名前は紫苑白蓮。ここに審神者として配属された。
あなたたちと同じ刀剣男士だ。ここでは鳩羽と名乗っている。
その、おれが男士であること秘密にしてくれないか?」
燭台切「それはまた、どうして?」
「この本丸が通常に戻った時、おれはここに留まるかすら分からない。
そのため人間という存在に馴れさせる、
または信用出来る様にしなければならないのだ。」
そうでなければ、一部はまた人を殺めてしまうだろう。
そんなのはダメだ。もう、穢れさせたくない。
この惨状に戻したくはない。
「おれが男士であることがわかってしまったら、
人間に慣れないのではと思ってな。もう一度人を殺めてしまえば
この本丸は解体されてしまうぞ。」
資料で見たがこの本丸は解体寸前だったらしい。
なんと30人近くの人がやられていたため
上が非常に危険と見なし解体しようとしたとのこと。
だが、上層部は本霊でしかいられないおれに目をつけ、
ここに送り込んだ。言い方を変えればおれの始末だな。
生物とは自身とは異例なものを恐がると言っていたが、
ここまでとはな。どうでもいいが。
燭台切「なるほどね。わかった秘密にする。これからよろしくね、主くん。
じゃあ、僕は鶴さんや伽羅ちゃんに顔を見せてくるとするよ。もう夜だけどね。
起きたらどんな反応するかなぁ。楽しみだよ。」
「ああ、今日はもう帰って顔を見せてやれ……主?..おい
待て逃げるな。こら_____」
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翔(プロフ) - 安仙任さん» ありがとうございます!亀更新ですが頑張ります! (2021年2月12日 20時) (レス) id: e634417883 (このIDを非表示/違反報告)
安仙任(プロフ) - とても面白いです!続きを楽しみにしてます!これからも頑張ってください(^^) (2021年2月12日 19時) (レス) id: 80f06437e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アパー | 作成日時:2021年1月28日 18時