甘いのは嫌いじゃない (ページ10)

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使える奴なのか? ページ10

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貴『…凄い』

あんなにいた敵が次々に倒されてく
やっぱ…ペロスペローとカタクリは強いな

貴『…"2人だけは残す"か』

カタクリには、そう言われたけど…
本当に倒せるのか自分にできるのか…不安…

護身術として柔道は習ってたから
素手の敵ならいけるかもしれないけど武器持ちの敵には難しいな

貴『あと7人……あと少しか…』

うーん……あっ!
トリップしたんだから少しぐらい
身体能力とか高くなってたりしてないのかな?

よく夢小説とか漫画であるよね?

トリップした主人公が
不思議な能力を持ってたり…
身体能力が高くなってたり…

それ自分にもあったりしないかな?

貴『……………ないって思ってよう;;;』

やっぱ実際に戦ってみないと今は分かんない

あったらあったらで…それはラッキー
なかったらなかったらで…まぁ、頑張るしかない

貴『残り2人……はぁ……行くか…』

まぁ…危なかった時は
ペロスペローとカタクリが助けてくれるし
とりあえず今は自分ができるところまで頑張ろう

敵1「おいおい?なんだ?
お前等じゃなくて、その小娘が戦うのか?」

敵2「船長!油断しては駄目です!
相手はビックマム海賊団なんですよ!?」

2人のうち1人は船長か……船長……
えっ?船長って強かったりしない?大丈夫か?

敵1「なら、お前が行け!」

敵2「えっ!?何で俺が!?」

敵1「いいから行け!」

敵2「っ…分かりました…」

うーん…2人して武器持ちか…

でも、まぁ…2人同時に来る感じではなさそうだし
それに一対一なら余裕……いや、そう思うのはやめとこう

とりあえずカタクリが教えてくれた通りに
まずは相手の動きをちゃんと見て攻撃を避けなきゃ

貴『!おっ…と…』

敵2「なっ!?避けられた!?」

ギリギリだったけど避ける事はできた…
とりあえず今は目を慣れさせないとかな?

敵2「この!クソッ!!」

貴『……っと…』

この敵は弱いかも…
剣を振る速度も速くはないから簡単に避けれる

敵2「なっ、なんで当たらない!?」

貴『……』

敵1「何してんだテメェ!
そんな小娘、ささっと片付けろ!!」

うん、やっぱ弱いや…この敵…
試しに殴りか蹴りか…攻撃をしてみようかな?