甘いのは嫌いじゃない (ページ42)

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お仕事ページ42

～ペロスペロー side～

Aのお陰で書類の仕事が早く終わり
今はAを連れて街の見回りに来てるんだが…

貴『わぁ!綺麗な街だね!』

キラキラした目で街を見渡すA…ｸｸｸｯ♪
今の彼女の姿は、どう見ても子供にしか見えないな

ぺ「あまり私から離れるなよ?
お前が迷子になったら探すのが大変だからな」

貴『迷子になんて、ならないよ!』

そう言われてもな…
今のお前を見てると不安しかないんだが;;;

でもまぁ、私が目を離したりしなければ問題はないか｡ペロリン♪

貴『ねぇ、ペロスペロー?』

ぺ「ん?どうした?」

貴『街に来てみて思った事があるんだけど…
こんなに平和なのに見回りをする必要ってあるの?』

ぺ「見回りをするのは念の為さ」

貴『念のため?』

ぺ「敵が上陸していないかを確認する為の見回りさ」

貴『あー、なる「「「ペロスペロー様よ!」」」…おっ?』

しまった;;;こうなる事をAに伝えてなかった;;;

女1「ペロスペロー様♪今日もカッコイイですわね♪」

女2「ちょっと、貴方!
ペロスペロー様に近すぎよ!」

女3「そう言う貴方も近すぎだと思うけど?
それより!貴方の為に飴「「させるか!」」ちょっと!?」

はぁ…困ったものだ;;;
街に来ると必ず、この3組の女性達が私に絡んでくる;;;

ぺ「私の為に、ありがとな♪ペロリン♪
だが、すまない…今日は私一人ではないんだ」

女1「あら?そうなんですの?」

ぺ「ああ、2日前に新しく仲間になった子がいてね
今日は、その子と一緒に街の見回りに来てるんだ♪」

女2「その方って…ペロスペロー様の後ろに居る人ですか?」

ぺ「!あ、ああ」

コイツ…いつの間に私の後ろに移動したんだ?

女3「あら♪お人形さんみたいで可愛らしい♪」

女1「確かに、可愛いわ♪」

女2「お名前を聞いても宜しいかしら?」

貴『Aと…言います…』

まさかコイツ!?人見知りなのか!?
ママや私達の前では煩いほど元気だと言うのに嘘だろ!?

女1「よかったらコレ…食べる?」

貴『あっ…いや…』

女2「あら?クッキーは、お嫌い?」

貴『い、いや…嫌いでは…ないです…』

女3「ちょっと、貴方達!
そんな詰め寄ったら怖がるでしょ!」

貴『いえ…怖がってわ…』

ここまで人見知りが酷いとは…
これは弟達と妹達に伝えておいた方がいいな;;;