甘いのは嫌いじゃない (ページ35)

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マイホームでの夜ページ35

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貴『ふぅ～、今日も疲れたな』

夕御飯も食べ終わり
ブリュレの能力でマイホームに戻ってきたけど…まだ夜の9時…

モンドールから貰った数十冊の本は本棚に置いたし
ダイフクとオーブンから貰った食器や紅茶もキッチンに置いた

あとは…ブリュレから貰った
大量の服をタンスとクローゼットにしまえば終わりかな?

貴『ん～、お風呂に入ろうか…
服をしまおうか……あっ、そうだ』

確か…モンドールから貰った本の中に
"異世界人"と書かれた本があったはず…

貴『えっ…と……これだ!』

本を片付けてる時にも思ったけど
何で、こっちの世界に…こんな本があるんだろう?

貴『……』

【異世界人】

瞳は血のように紅く
髪と肌は雪のように白い

その姿は海賊女帝よりも美しい

過去を知り未來を知り
悪魔の実とは違う特別な力を持つ

貴『見た目は同じだけど…美しくはないな;;;
それより悪魔の実とは違う特別な力って…なんだろう?』

その特別な力は使い方によっては…
世界を滅ぼす事も世界をかえる事もできる

これを読んだ誰もが異世界人は"危険"だと思っただろう

だが…心配しなくてもいい
異世界人は世界を滅ぼそうとは思ってはいない

「何故、そんな事が分かるのか?」
それは…私が"異世界人"に会った事があるからだ

貴『!…会った事があるんだ』

私が会った異世界人は誰にでも優しく明るく
自分の身がどうなろうと仲間や他人を優先するような人だった

そんな人が"危険"だと思うか?思わないだろう?

なのに政府の人間は…
異世界人を"危険人物"だと決めつけ
「異世界人を見つけた者には…」と汚い手を使い始めた

貴『…政府の人間』

私が会った異世界人も政府の人間に捕まってしまった

その後…どうなったのかは…分からない…

生きているのか…ﾀﾋんでしまったのか…

貴『……』

もし…これを読んでくれた人の中で
異世界人がいたのなら自分が異世界人だと絶対にバレては駄目

でないと…政府の人間は汚い手を使ってでも
異世界人である貴方を見つけだし捕まえようとするだろう

貴『…これで終わりか』

政府の人間……五老星……まぁ…その上もいるけど…

その人達に異世界人だとバレては駄目か…不安だな;;;