甘いのは嫌いじゃない (ページ24)

今日:12 hit、昨日:1 hit、合計:39,727 hit

朝ごはんページ24

～クラッカー side～

ペ「本当に…それだけで足りるのか?」

貴『足りる』

新しい奴が入ったと聞いて見に来てみたが
こんな小せぇ奴だったとは思わなかったな

しかも煩せぇ女だし…ガキぽいし…
ママはコイツの何処を気に入ったんだ?

ク「なぁ?」

貴『何?ってか…何で隣に座るのさ?』

ク「隣に座っても別にいいだろ?
それよりよ…お前は何ができるんだ?」

貴『…お菓子作りと戦闘』

ク「へぇ～」

お菓子作りと戦闘ね……小せぇクセに戦えるのか……

ク「強いのか、お前?」

貴『君達と比べたら弱いね』

ク「ふーん」

俺等と比べたら弱い方……そんなんで大丈夫か?

俺達はビックマム海賊団…そんでママは"四皇"の1人…

ママの首を狙う奴等は多いし
俺達にとっては弱い奴だがコイツにとっては強い方だろう

そんな奴等とコイツは戦って勝てるのか?

ク「お前…早死にしそうだな」

ペ「それに関しては問題ないさ
私達がAに色々と教えていけば同じぐらい強くなれる」

ク「コイツが俺等と同じぐらいに?」

ペ「ああ」

ク「へぇ～」

同じぐらいにね…無理じゃねぇ?って思うが…
まぁ、ペロス兄が言うんだ…可能性は０じゃないって事だよな

ク「お前も大変だな～
そのうち嫌になって逃げ出すんじゃねぇの?」

貴『ママの言う事は何でも聞く
ここから逃げ出したりするのは駄目
この２つを守れば"好きにしていい"って言われたからね
嫌になったとしても…ここから逃げ出したりは絶対にしない』

ペ「ｸｸｸｯ…やっぱ、お前は面白い奴だ
普通の奴なら逃げ出そうとするのにな」

貴『前にも言ったけど…
君等から逃げ切るのって不可能でしょ?』

ペ「そうだな♪ペロリン♪」

へぇ～、覚悟がいいと言うか…変わってるなコイツ…

ク「じゃあ、お前が逃げ出したいって思うほど厳しく教えてやろうかな」

貴『ねぇ、ペロスペロー?
教えてくれるのはクラッカー以外にしてほしい』

ク「おい、逃げんのかよ!」

貴『だって…そう言うのは嫌だもん』

ク「ﾁｯ…面倒な女だな」

貴『そう言う君も面倒な男だよ?』

ク「テメェ!」

ペ「ｸｸｸｯ、仲がいいな」

貴・ク『「どこが!?」』

ﾁｯ…マジでムカつくな…このチビ…
ガチでコイツが逃げ出したいって思うほど厳しく教えてやる