甘いのは嫌いじゃない (ページ11)

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使える奴なのか? ページ11

～no side～

敵2「はぁ…はぁ…くそっ!」

貴『……』←(全然余裕)

Aが敵の攻撃を避け続けてから約5分

敵は疲れてきたのか動きが鈍くなっているが
Aの方は疲れた様子もなく今だに余裕な表情

敵1「テメェ!モタモタしてじゃねぇ!
その小娘、避けるのに必死だ!攻撃なんて出来ねぇ!」

避け続けるAを見て
"攻撃をする余裕がない"と思い込んだ敵の船長

敵2「なら、船長も攻((ﾄﾞｶﾞｯｧ!!))ｸﾞﾊｯ!?」

敵2がAから"視線を逸らした"!その瞬間!

敵2の脇腹に回し蹴りをいれたA

そして敵2は敵の船長の横を通る
いや…"ぶっ飛んだ"と言った方が正しいだろう

そのまま勢いよく壁にぶつかった事によりノックアウト

敵1「なぁにぃいい!!?」

貴『戦いの最中に相手から視線を逸らしたら駄目でしょう?』

驚きを隠せない敵の船長と
『やってやったぜ♪』と言うような表情で立つA

貴『ねぇ、1人倒したよ！』←(ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ跳ねてる)

ペ「ｸｸｸｯ…ああ、そうだなペロリン♪」

カ「"相手から視線を逸らしたら駄目"と…言ったのは、何処の誰だ?」

貴『あっ;…でも…あんなに
ぶっ飛ぶとは思わなかったから…つい…嬉しくて…』

カ「…はぁ」

ペ「まぁ、いいじゃないか
Aにとって初の戦闘なんだ」

カ「ペロス兄…Aに甘過ぎないか?」

ペ「そうか?」

残るは敵の船長だけとなったが
自分しか戦える者がいないと知り
「頼む、命だけは！」と必死に命乞い

ペ「ママの首を狙いに来たくせに
勝ってないと分かって命乞いをするとはな」

貴『…どうするの?』

カ「……」

何かを考えている様子のカタクリ

敵1「頼む!宝だって全部やる!だから!」

ペ「はぁ…煩い奴だ」

そう言いながら敵に向かって
飴の能力を使おうとするペロスペロー

カ「…待てペロス兄」

ペ「?…どうしたカタクリ」

カ「…コイツに勝てたら逃がしてもいい」

そう言ってAの頭に手をのせるカタクリ

敵1「!…その女に勝てたら逃がしてくれるのか?」

カ「…ああ」

敵1「……倒せ……いや……」

小声でﾌﾞﾂﾌﾞﾂと何かを呟く敵の船長は
少し間をあけてから「…分かった」と答える

カ「A…油断はするな」

貴『?…うん、分かった』