【３年A組】A組の美男美女の秘密 (ページ17)

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茅野「あんた達に何がわかるの！？澪奈の、何が分かるの！？澪奈はいつも凛としてて結局薬なんてやってなかったし！なのに情報に踊らされて彼女を追い詰めたのはあんた達じゃない！何で死んでまで澪奈が悪口言われなきゃいけないの！？」

茅野「許せない！絶対に許せない！・・・けど。一番許せないのは、私だ・・・。澪奈を被写体としてしか見てなかった。先生の言うとおり。澪奈が手紙を書いたのはちゃんと意味があった。」

茅野「さくらとは友達にはなれない。・・・滲んでるの。"なれない"の部分が、澪奈の涙で・・・手紙に書いたのはきっと"違うよ"って伝えたかったから。本当は"ずっと友達だよ"って伝えたかったから」

茅野「私は、それに気づこうとしなかった。気付かないふりをした。怖かった。私も澪奈みたいに皆に無視されるのが怖かったから。私は澪奈のSOSを踏みにじった。澪奈がジサツしたのは、私のせい。私のせいで・・・澪奈は命を絶った・・・ごめん・・・ごめんね、澪奈」

柊「それがお前の答えか？お前のせいで景山澪奈は死んだのか？」

茅野「はい」

柊「残念ながら今の答えは不正解だ」

柊「確かに景山はクラスメートから無視されていた。そして親友だと思っていたお前にも避けられて深く傷ついたが、でもそれでも必ず側にいてくれる彼氏がいた」

俺だ
俺は澪奈の生きる希望になれていたんだ・・・

こんな薄汚れていた俺が

柊「なぁ、そうだろ？最上」

「「っ！？」」

上條「えっ・・・」

諏訪「最上くん・・・」

水越「嘘、だよね・・・」

宇佐美「どうしてA君が澪奈と・・・」

『そうだけど、澪奈は俺が生きる希望だったのか？』

柊「あぁ、その通りだ」

『そっか』

里見「なんであんたにそんなことがわかんだよ！？」

里見が焦ったように言った

俺はなぜあいつがあそこまで動揺しているのが分からなかった

柊「景山本人から聞いたからだ」

甲斐「なら景山は誰に何をされてジサツしたっていうんだよ！」

柊「それはお前達で探せ」

須永「んだと」

柊「なぜクラスメートが死ななければならなかったのか！卒業までの１０日間で、一緒に考えるんだ」

澪奈の死んだ理由を