【３年A組】A組の美男美女の秘密 (ページ15)

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あの日、俺達はいつもよりやや遅めに出校した

ついたときにはギリギリで

教室に入ると、全員澪奈を見ていた

茅野「ドーピングって？」

『は？何それ』

諏訪「あ！A君おはよ！」

水越「A君知らないの？SNSで広まってるんだよ？澪奈のドーピング映像」

『は？』

景山「私はやってない」

宇佐美「まさか、ドーピングしてたなんてね」

甲斐「そりゃ全国大会も勝てるよな」

こいつら

SNSを開けば、澪奈の誹謗中傷で溢れかえっている

「景山死ね」「消えろ」「ウザイ」「キモい」

みてるだけで反吐がでる
こいつらを見るかぎりたぶん信じてるんだろう

それでこんなガキ臭ぇことしたんだ・・・

自然と手に力が入る

『なぁ、マジでこんなの信じてるわけ？バッカじゃねぇの？』

甲斐「あ？てめぇは景山を信じるってのか？」

石倉「それじゃあてめぇもこいつと一緒だな」

あ、ヤバい手に力が入りすぎて
スマホがミシミシいってる

『あー、ダメだわ。こんな奴らといたら、俺も腐っちまう』

須永「あ？」

『いいか、俺はこんなの信じねぇ、それが気にくわねぇんなら、苛めでもなんでもしてくればいい』

バキッ

「「っ！？」」

『俺は何がなんでも澪奈の側にいる』

『澪奈行くぞ』

景山「え、ちょっ！」

そう言い、握りつぶされたスマホを投げ捨て、澪奈と共に教室から出ていった

景山「なんで、助けてくれたの？」

『何でって、友達を信じるのは当たり前だろ？』

景山「・・・A君には、唯月や涼音がいるじゃない」

『でも俺は澪奈の側にいたいんだよ』

景山「っ！///」

景山「そ、そういうのは好きな人にしか言っちゃダメなんだよ！？」

『え？俺澪奈好きだけど？』

景山「へ？」

『好きだから言うんだろ？』

景山「え、待って！頭が追い付かない！///」

『もしかして、俺眼中になかった？』

景山「うんん！そんなことない！ずっと気になってたんだけど、話す機会がなくてさ」

『そっかー、ならこれが俺たちの初会話だな』

景山「ふふふ、そうだね」

『俺、澪奈が泳いでるのをみて、めっちゃ綺麗だと思った』

景山「うん///」

『初めてなんだ、こんな胸が高鳴るのは』

景山「私も//////」

その日から俺と澪奈の交際はスタートした

昼御飯を一緒に食べたり

心のケアもやったりしたが

ある日突然澪奈はジサツした

俺に一通の手紙を残して