オ セ ロ ゲ ー ム《∞》

ﾆ ｲ ページ2

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「…………身代金が目的？」



『ああ、1億…これで俺らは自由になれる……。』









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ニヤニヤと笑う犯人。


キモい通り越して本当にうざい、時間の無駄。








昔から二、三度あったからこんな事にも慣れた。









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「先に言っておくけど、

お金なんか渡すわけないわよ」



『はぁ？お嬢様は黙って

おとりにされとけばいいんだよ！』



「あんたにやる金なんか無いから。

こんなことしてる暇あったら働けば？」



『このっ…くそアマ！！』









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ナイフを持った手が、


ロープとイスで固定されたわたしに落ちてくる。





あーあ、こんな薄汚い倉庫で殺されるなんて。


あっけな。わたしの人生。









お父さん、お母さん、家中にいるメイド、


そしてじぃやの顔が脳裏に浮かんでは消えた。





みんなさようなら。じぃや、久々だね。









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バンっ！！









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？『うちのお嬢様に手ぇ出さんといてくれるか？』



？『うちのお嬢がごめんなぁ、口立ってー』



？『機嫌悪したんはお前のせいやけどな』



？『帰りますよ、パァァァン！』



？『お嬢様をお迎えにやって参りましたぁ♪』



？『お嬢様、口開いてますよ〜』



？『アッハッハ、とりあえずさっさと終わらそ♪』









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大きくて重たそうなあのドアを爆破させて


陽の光と共にやって来た、7人の人影。









………………あの人たち、誰なの。









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