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血塗れの関係1 ページ3

窓ガラスが割れ所々壁がなくなり、鉄がむき出しになっているビルで一眠りをしていると、人の気配がし目が覚めた。

「…誰?何の用?」

徐々に見えてきた人影は、それなりに背が高くガタイが良いことで男の人だとわかった。

「そっちこそ、なにしてんの?」
空「寝てたの。寝ないと良いパフォーマンスができないでしょ。」
「そか…悪いやつでは無さそうだな。物騒なこと言ってっけど。」

男は、ズカズカと止まることなく私の横に来て座る

「俺も少し休憩しようとしてたとこ。」
「…ふーん」

男は桃色の髪色をしていて顔に傷を負い、目つきは悪いがどこか優しそうな雰囲気をしている。

「久しぶりに、話せるマトモな人間に会えた」
「そうなの?一応、そこら辺に居る人も話せると思うけど」
「全然話せないよ。皆殺すことばっかで、意思疎通ってものができない。」
「確かにそうかもなぁ」

沈黙。

いつ、この男を殺せばいいだろうか。
いつも向こうから殺しに来るから自分から殺すことなんてしたことがなくタイミングがわからない。
そもそも、折角の意思疎通ができる人間を殺していいのだろうか。いや、殺さなければ生き残れない。なら、はやーーーー

「名前、何て言うん?」
「…え?…名前?」
「そ、知っておきたいなって。仲良くなれたし」
「仲良くって、まだ会って10分も経ってない」
??「時間って必要?」
「いや、普通に……いや、やっぱいい。…名前ね、(空)。」
「(空)か!俺は虎杖悠仁。よろしくな」

誰かを殺さないゃ生き残れない世界で仲良しごっこなんてしたくないと思いつつ、よろしくと相手を受け入れた。

虎杖「なぁ、お願いがあるんだけどさ」
女主「……なに」
虎杖「俺のこと」



ーーーー殺してくれない?


「そんなお願いされるの人生で初めてなんだけど」
「だよね」
「なんでそんなお願いするの。」

そう、彼に聞いたら
「色々あって、俺のこと殺してくれる予定の人とか居たんだけど、会えなくなってさ。でも俺死ななきゃいけないから。こうして殺してくれそうな人探してんだ」
なんて言った。
私は死にたくないから生き残る為に、何でもする。だからこそ、これは有難いことだと思った。
ライバルが減るし、なんて、思っていたが
そんなことを言う彼の顔が寂しそうでーーーー

私もお願いがある。

「私が最後の一人になるように手伝ってくれるなら、最後に殺してあげる」

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設定タグ:呪術廻戦 , 虎杖悠仁 , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:BUG | 作成日時:2022年8月14日 19時

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