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序章 ページ1

いつから、この日本は死の匂いがするようになったのだろう。
いつから、血の匂いばかりするようになったのだろう。
一年前2018年の10月31日に、渋谷でテロが起こったと、テレビでは言っていた。
渋谷の光景はとても悲惨だったらしいが、私の家族や近所の人達は興味がなさそうだった。
逃げておけばよかったのに。逃げても無駄であったかもしれないが。

夜中に、叩き起こされた。
どうやら、テロが街中に広がっているらしい。
手を引っ張られ、一緒に逃げ出す。目標はない

走って、走って、ただひたすら走っていると、手を繋いでいた人間の頭部が潰れた。
よく見ると、化け物が潰したようだった。
化け物が私を見つめる。残っているのは私だけで。
私に向かって近づいてくる。

私も、親だったもののようになってしまうのか。
怖い、恐怖で埋め尽くされていく。

死にたくない、

恐怖で足が動かず、ただ座り込んでいるだけ
そんなことしても、化け物はただ近付いてくる。
当たり前だ、座り込んでいるんだから。

化け物が目の前まで迫り、大きくドロドロと血塗れた口を開く。

あぁ、食べられるんだ。

今すぐ「消えてほしい」なんてことを考え、目を閉じた。
化け物の歯の感触がし、




それ以降は何も感じなかった。
普通は感じるはずだ。今頃頭をまるごと食べられてるんだろうから。
恐る恐る目を開くが、そこには誰もいなかった。

それが私の術式が開花した日のこと。
そして、私の地獄が始まった日のこと。

ーーーーーーーーこれが、私の過去だ。
思い出してる暇なんてない。
今は、ただ。勝ち残らなければ。
あの日にポイントを集める、死滅回遊というのが起こった。
どうやら、ポイントをある程度集めるとルールを追加できるのだが、ある日最後の一人になるまで殺し合いを続けるルールが追加された。
逃げることなどできない。

ーーーー

今日もひたすら、生き残る為に人を消して消しまくる。
私の術式は事象を変えることだ。
好きなように変えられるので、リンゴは存在していない。なんて言えば、この世からリンゴというものは消え、覚えているのは私だけ。
という強い術式を持っているおかげで今まで死なずに生きていけている。
応用も強く、自分に起きたことが相手に起きていたということにすれば、私が負傷していたとしても、その傷を相手に負わせることもでき、便利である。



そして、今日も私は生きている。

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設定タグ:呪術廻戦 , 虎杖悠仁 , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:BUG | 作成日時:2022年8月14日 19時

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