あれ？私ってなんで生きてるの？

３８話 ページ38

体力は学校と嘔吐ですっかりと消耗しベッドに横になった



疲れているのに目は冴えていて寝付けない



タブレットで動画を漁ったり小説をみたりして眠気を誘わせようとする



あれ？これ、ブルーライトだし悪循環じゃ




とも思ったけど他にすることもないから結局続ける



やっと眠気がきたと思ったら12時をとうにすぎていて



少し怖くなった



目をつぶって体の力をぬくと



息が苦しくなる



ﾊｧﾊｧ    ﾊｧ




だんだん荒くなってまた目がさえだす




今日は寝るのが難しいみたいだ





寝不足な頭を必死に起こし、学校へ向かう



寝坊したから一人で



その途中でさかたんをみつけた



呼び止めようとした手が宙を舞う



......目が虚ろでなにも写していなかったから



 
気になって仕方がなかったので気づかれないように尾行する




歩いてるのは通学路でついた先は学校




いつもと同じ光景で安心した



.....のもつかの間、さかたんの体が横に傾く



慌てて走ってなんとか支えた




「え？なんでAちゃんがここに？」



「ここ、学校だからだよ」



「あ、そうなんや。もうそんなに歩いとったんやな」



なんて笑うから何があったのか聞き出せなくなった



「さかたん？Aちゃん？そこで何してるん？」



luzくんの声に我に返り周りをみるとニヤニヤしてるまふくんとluzくん




「俺が走って転びかけたから支えてもらっただけやで
    ニヤニヤすんなやー」



三人のおいかけっこが始まった



どうしようか迷ったがスルーして教室に上がることにする



それにしても、さかたんは大丈夫なんだろうか



虚ろな目と傾いた体



私に気づいてから光が宿った目



平気そうにおいかけっこをしてる



わからない、けど知らなければならない気がした

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