あれ？私ってなんで生きてるの？

２話 日常 ページ2

母に起こされ重い足取りで支度を済ますと


友達と待ち合わせてる場所にいく



「はよはよ」



突如聞こえる眠そうな声


「今日も寝不足？ばかかよ」


小、中 一緒で一番気を許している瑠羽(るわ)だから




軽口も叩けるし、心から笑える




学校までの数十分間くだらない話をした



受験のこと、好きな人のこと、歌い手さんのこと




学校に着いたらクラスの違う私たちは別れる



私のクラスだけ隔離されたようになっている学校の構造



担任は自分のことしか考えない自己チュー男



作り笑いを浮かべながら教室に入った






ペースの遅い授業をききながら思わず机に突っ伏す



眠たくて仕方がない



よし、今日は歌枠しようとか意気込んでも眠気は消えてくれない



夢の世界へ飛び立った




チクッ


首筋に痛みをかんじ振り返るといつめんのユキ


「なにやってんの？寝るくらいなら絵かこうよ」



いや、マイペースかよと突っ込みたいのはやまやまだが


生憎眠くて気力がないので素直に絵をかきはじめた




これが毎日変わらない私の日常



変わってほしいとも願わない


このままでいい

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