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Episode22 ページ23











いつも通りの裕くん。


複雑な表情の渋やん。


珍しく沈んでいた信ちゃん。


覚悟を決めたマル。









そんな四人が施設に帰ってくることはなくて、

たまに届く渋やんのメールも、

たまに帰省する信ちゃんも、

回数がドンドン減っていった。









施設に残された亮とたっちょんと僕。

でも亮は定時制やから殆ど会わへん。









「なぁんか、寂しいなぁ…」









成長期で馬鹿みたいに身長が伸びたたっちょんは

あっという間に僕を追い抜き、

今は僕が見上げる程高い。









「それに、静かやね」









信ちゃんが居なくなり、

空いた部屋に荷物を持ってきた亮。









そんな亮とも生活が反転してしまってるため

言葉を交わすことなんてなくて。









暇さえあれば一人部屋のたっちょんの部屋に

枕を持ってお邪魔している。









「昔さぁ、皆でトランプしてたよな」


「してた、してた。狭いわぁ言うて」


「たっちょんがさ手ちっちゃかったから、裕くんに『大倉、手札見えてるわぁ』って言われてたよね」









二人でトランプなんておもんないし、

そもそもトランプなんてやる年齢やないし。









「マルちゃんがさぁ、よう訳わからんこと叫んでて。信ちゃんに珠にグーでたたかれとったよね」


「覚えてる!!あの後風呂入るときにな、『アザになってる〜』って笑いながら言うててん」


「あー、信ちゃんのツッコミ懐かしいわぁ」









枕をギューって抱き締めながらそんなこと言うから

ちょっと怖い。←









でもほんまに懐かしいなぁ。

皆の声、全然聞いてへんし。

元気なんかな??









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- この作品面白いです!もしよかったら私の作品も見てください…題名は「Bar Eight」です…よろしくお願いします…更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2015年7月8日 20時) (レス) id: b557673d46 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう☆(プロフ) - 咲希さん» やっとやっさん編まで来ました~!笑 そんなこと言ってもらえるなんて、めっちゃ嬉しいです(*´-`)全シリーズ完結目指して頑張ります!! (2014年11月23日 8時) (レス) id: 50f67557b5 (このIDを非表示/違反報告)
咲希(プロフ) - 章ちゃん編おめでとうございます!!ゆう☆さんのパッチシリーズは全てきちんと繋がっているので読みやすいし分かりやすいし振り返りやすいしで大好きです!更新頑張ってください(p^-^)p (2014年11月23日 8時) (携帯から) (レス) id: 4347f1ae5c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆう☆ | 作成日時:2014年11月23日 1時

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