Episode3 ページ3
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「章大、ごめんな。大丈夫か?」
「平気やで。お腹も痛くないし」
顔を上げてムスッとして言うと
信ちゃんはケラケラと笑った。
「あれは大倉くんが勘違いしただけやから」
「わかった、わかった」
「僕は一言もあんなこと言うてへんからね」
「もう、わかったから」
あー腹痛い、って笑いすぎた信ちゃんは言った。
天の邪鬼な僕は唇を尖らせたままゲームを再開する。
「そない怒んなって。一人にした俺が悪いから」
「信ちゃんは悪ないよ。大倉くんに何も言えへんかった僕が悪いから」
いつもそうだ。
信ちゃんか渋やんが居ないと
僕は何にも出来ひん。
一人は寂しくないけど、
一人だと僕は弱い。
なんでこうなったのか、
自分でもよう分からん。
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もしかしたら親が居らへんから
寂しくて素直になれへん性格になってしまったのかもしれへん。
まぁ、そんなことどうでもいいんやけど。
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蓮 - この作品面白いです!もしよかったら私の作品も見てください…題名は「Bar Eight」です…よろしくお願いします…更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2015年7月8日 20時) (レス) id: b557673d46 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう☆(プロフ) - 咲希さん» やっとやっさん編まで来ました~!笑 そんなこと言ってもらえるなんて、めっちゃ嬉しいです(*´-`)全シリーズ完結目指して頑張ります!! (2014年11月23日 8時) (レス) id: 50f67557b5 (このIDを非表示/違反報告)
咲希(プロフ) - 章ちゃん編おめでとうございます!!ゆう☆さんのパッチシリーズは全てきちんと繋がっているので読みやすいし分かりやすいし振り返りやすいしで大好きです!更新頑張ってください(p^-^)p (2014年11月23日 8時) (携帯から) (レス) id: 4347f1ae5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆう☆ | 作成日時:2014年11月23日 1時