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Episode13 ページ13











あの日彼が泣いていたわけを

3年経った今でも僕は理解出来ないでいた。









家族を知っている彼と

家族を知らない僕との間の壁は

想像以上に大きいみたいで。









だからこそ彼が感じたギャップを

僕は感じることが出来ひんみたいやねん。









そして新しく入ってきた彼もまた、

家族によって傷つけられたらしい。









いつも空を見上げる彼の瞳に

何が見えているのか。

やっぱり僕には分かれへん。









「マルちゃんなぁ、以外といい人やで?」


「たっちょんが言うならええ人なんかな…」









丸山くんを遠巻きに見つめる僕ら。









丸山くんはそんな僕らに気付いていないみたいだ。









「ヤスが信ちゃんにしてもろてるまたいにな、タオルで頭乾かしてくれんねん。

あと、お菓子くれるやろ。夜トイレ行くときはついてきてくれるやろ。それから…」









ひとつひとつのエピソードを

数えるように指を折りながら話すたっちょん。









その目は楽しそうで、

優しかった。









「丸山くんは怖そうやけど、優しいねんな」


「優しいで。でも自分を守るために人を遠ざけてるみたいやねん」









施設一最強と言われ恐れられている丸山くん。









まさかそんな彼と仲良くなって、

その仲が一生続くなんて

この時は誰も思ってなかった。









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- この作品面白いです!もしよかったら私の作品も見てください…題名は「Bar Eight」です…よろしくお願いします…更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2015年7月8日 20時) (レス) id: b557673d46 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう☆(プロフ) - 咲希さん» やっとやっさん編まで来ました~!笑 そんなこと言ってもらえるなんて、めっちゃ嬉しいです(*´-`)全シリーズ完結目指して頑張ります!! (2014年11月23日 8時) (レス) id: 50f67557b5 (このIDを非表示/違反報告)
咲希(プロフ) - 章ちゃん編おめでとうございます!!ゆう☆さんのパッチシリーズは全てきちんと繋がっているので読みやすいし分かりやすいし振り返りやすいしで大好きです!更新頑張ってください(p^-^)p (2014年11月23日 8時) (携帯から) (レス) id: 4347f1ae5c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆう☆ | 作成日時:2014年11月23日 1時

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