TOPOP《青》

Episode1 ページ1

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僕にとって"人"というのは

よく分からへん生き物や。









僕自身"人"であるのに、

"人"がどういうもんなのかイマイチ分かれへん。









なぜ笑うのか、

なぜ怒るのか、

なぜ泣くのか、

なぜ生きているのか、

なぜ死ぬのか、

なぜ仲間を作ろうとするのか。









物心付いた時から"施設"という所にいて

家族というものがなんなのかも、

親がどういう人だったのかも分かれへんまま

何の不自由もなく生きている。









人付き合いは苦手やから

自分から心を開くことはまずない。









まぁ、気が付いたら一緒に居た

信ちゃんと渋やんは別やけど。









でも僕には友達なんて要らんし、

別に一人で居ても淋しくもなんともない。









だからいつもゲームをしているんだけど。









何故か彼にだけは興味を持った。









いつも笑顔で、

友達が沢山いて、

人懐っこい。









僕とは正反対の

大倉くん。









そんな彼と初めて喋ったのは、

まだ僕が6歳の誕生日を迎える前だった気がする。









※やっさんのお話は既にたっちょんが入所した後から始まります!!

ややこしかったらごめんなさいっ！








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