自宅警備員Ｓ．Ｓｕｅｚａｗａ (ページ30)

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末「もしもし」

『もしもぉ～し！せーちゃ～ん！んふふ』

末「え、A酔っ払っとん？」

『えぇ～ちゃうよぉ～！ぜぇんぜんよっぱらってへ～ん

せーちゃんにのみすぎんなぁっていわれたも～ん！ちゃあんとやくそくまもったも～ん！』

末「あんな、そのしゃべり方で酔っ払ってへんとかウソやから(笑)

とりあえず、もう帰るんやな？今から迎え行くで？」

『ん～まだいたい～～だってだってぇ～～ひさしぶりにこーちゃんにあえたんやも～ん』

末「もうあかん。今から迎えに行くから、そこで待っとけ。

…あ、せや、向井さん居ったら代わってくれん？」

『んん～、こーちゃ～ん。せーちゃんがぷるるしたいって～』

なんや、ぷるるしたいって(笑)

もう、そんなベロッベロなったら誰かに襲われてまうって…

『もしもし代わりました、向井です！』

末「あー、向井さん、どうも。Aの夫の末澤です。

あのー、今からA迎えに行くんですけど完全酔っ払ってて心配なんで一緒に待っといてくれませんか？」

『あーわかりました！一緒に待っときますね！』

末「はい、お願いします。

あ、もう電話切ってもらって大丈夫ですよ」

『はい！では失礼します。』

向井さんって礼儀ええなぁ。

どうしよ、今日の一件でAの気があっちに向いちゃったら。

一応、俺の妻やのに…

こういう急いでるときに限ってよう信号にハマる。

ああ、なんか腹立ってくるわ。

…はあ、こんなしょーもないことで腹立ててる俺ってほんまダサい。

そう自分に言い聞かせてもイライラが募るばかり。

やっと目的地に着いたと思ったら、

そこには向井さんに体を預けてぽーっとしてるA。

ジェラシーでしかない。

いやほんま向井さんはなんも悪ないのにな？

Aは眠そうやから後ろのシートに寝かせて、向井さんに礼言ってから車を発信させる。

なるべく落ち着いたトーンでどうやった？って聞いたら、

んふふ～こーちゃんがいたよ～！とだけ言って寝てもうた。

それは知ってるわ！

…よし、決めた。

他の男に襲われるどうこうより、俺が襲ってまお。

ごめんな、今日は優しくできひんかも。

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フラグ立つようなアダルティな話は書きませんのでご安心ください！