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あの歌 ページ9

エイトフットsaid

正直、何でAの腕を掴んだのか俺自身も分からない。

「な、何………?」

エイトフット「あ?……ああ〜……どうせ暇だろ?」

「え、いや、まあ………」

エイトフット「俺の仕事手伝え。」

「えっ!?」

エイトフット「あ?何か文句あんのかよ。」

「………………………別に……良いですけど。」

Aの表情はあまり浮かない。

「……もうちょっと優しくしてくれたって良いじゃん!」

不機嫌そうな顔で俺を見上げた。

エイトフット「っ…………!なっ!あーあー悪かったよ!」

「本当に思ってる!?」

エイトフット「お、思ってるよ。」

僅かに睨みながらもAは部屋に入った。

手伝ってくれるらしい。

こいつと暮らすことになってからどうも調子が狂う。

「っうっわ。凄い量だね………」

エイトフット「……………まあな。」

ペラペラと積み重なった書類を見るA。

エイトフット「んじゃ、まあ、その書類をこっちにも書いてくれ。」

「分かった。」
……………………………………………………………………

あれからどの位経ったのだろうか。

時計を見るとすでに8時だ。

「終わったー…………ってもう8時だ。」

エイトフット「…………………ねみぃ」

「毎日、大変じゃない?」

エイトフット「まあな。いつものことだ。」

「ちゃんと休んでる?あまり無理すると身体に障るよ?」

エイトフット「触る!?は!?お前何考えてんだよ!///」

「え、いや、何って体調、崩しちゃうよってことを言っただけだけど……………?」

エイトフット「………………そっちかよ。紛らわしーな。」

俺こそ何考えてんだよ!!!

ったく。全部こいつのせいだからな!

頭を無造作に掻いた。

「あ〜、じゃあ私行くね?」

エイトフット「ああ」


Aはドアに向かった。

エイトフット「あーちょっと待て。」

「?」

エイトフット「その…………悪かったな。」

「別に大丈夫だよ?結構、楽しかったし。」

エイトフット「っ?!///……あ、ありがとな。」

「……………?う、うん…………」

エイトフット「な、何だよ、さっさと行けよ」

「はいはい。」


バタンとドアを閉じた。

本当に言いたかったことと掛け離れていて変に腹が立った。


エイトフット「はいは1回だろーが。」

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オクトパス(プロフ) - ポップスさん» あ、ありがとうございます! (2017年9月12日 18時) (レス) id: 9001e4cb89 (このIDを非表示/違反報告)
ポップス - 面白いです!キュンキュンしちゃってます!ジャックハートのパンの話、可愛いです! (2017年9月12日 18時) (レス) id: 4fc279d8fb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:オクトパス | 作成日時:2017年8月25日 22時

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