眠れぬ夜は ページ8
エイトフットsaid
エイトフット「終わらねぇ……………」
いったい何回、徹夜すりゃあいいんだよ。
ググっと伸びをした。
時計を見るともう遅くても寝る時間だ。
エイトフット「あ゛ーー!!!」
休暇………
俺が欲しいもんはそれだけだ………
ふと窓の外に目をやった。
暫くボーッとしていると何処からかギターの音がしてきた。
外からであることは直ぐに分かった。
そっと静かに窓を開けた。
暗がりでよく見えねぇな……
じっと見ていると目が慣れてきた。
人影があった。
よく見るとAだ。
ギターの音色とAの綺麗な声が風に乗って来るようだった。
何処か切ない……
歌詞からして恐らくラブソングだ。
疲れていたせいか最後まで聴き入ってしまった。
Aはギターを持ち立ち上がった。
やべっ……
慌てて窓を閉めた。
椅子に勢いよく座り紙のタワーを見上げる。
途方に暮れる量だ。
だが何故だか全て終えられそうな気がした。
Aの声を聴いたせいだろうか。
再び仕事についた。
エイトフット「っ…………」
ググっと再び伸びをした。
気づけばもう朝の5時だ。
寝るに寝れない。
というか寝る気にはなれない。
エイトフット「しょうがねえな…………」
自室を出てキッチンに向かった。
にしても昨日聴いたあの歌が頭から離れねぇ。
エイトフット「！」
「おはよう！」
居たのはAだった。
ニコリと微笑んで挨拶をした。
エイトフット「あ、ああ………おはよう………」
こいつ、昨日寝たのか……？
エイトフット「お前………」
聞こうとして口を閉じた。
変に聞けば怪しまれる。
「何？」
エイトフット「……いや、何でもねーよ。」
そっかと言いながらAは朝食の準備をしている。
エイトフット「何か手伝うか？」
「んーん。大丈夫！」
へーへーそーですかとテキトーに答えた。
Aは準備を済まし手を洗った。
母親かよ。いや、嫁か？
エイトフット「〜〜♪」
「えっ……………………!?」
エイトフット「あ？…………………………………あ。」
思わず昨日の歌を口ずさんでしまったのだ。
「な、何でその歌…………！」
エイトフット「っ！わ、悪いかよ！聞いてちゃ」
「え、いやだって…………」
恥ずかしいと顔を紅くしながら頬を抑えるA。
可愛い…………………
っなわけ！ねーけど……////
エイトフット「っだぁぁーー!!!ったく悪かったよ。取り敢えず、来い！」
俺はAの腕を掴んだ。
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オクトパス(プロフ) - ポップスさん» あ、ありがとうございます！ (2017年9月12日 18時) (
レス) id: 9001e4cb89 (このIDを非表示/違反報告)
ポップス - 面白いです！キュンキュンしちゃってます！ジャックハートのパンの話、可愛いです！ (2017年9月12日 18時) (レス) id: 4fc279d8fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：オクトパス | 作成日時：2017年8月25日 22時
