ペンダントは・・・ ページ31
「オーシャンｯ！！！」
ありったけの大きな声で彼の名を呼んだ。
周りを見渡しながらまたオーシャンの名を呼ぶ。
「オーシャンｯ！！！何処にいるの?!ねぇ!!」
声は虚しく空気に溶けた。
シンと静まり返ったマーメイドラグーンは本当に誰も居ないようだった。
「何処…………」
まるで未知の生物を探すかの様な気分だった。
何処にも居ないのだから。
「ねぇ！居るなら返事をして！オーシャン!!!」
オーシャン「あ〜さから五月蝿いなぁ〜」
「オーシャン!!!」
オーシャン「二度寝しようとしてたら外が五月蝿いから何事かと思っちゃった。」
オーシャンは欠伸をしながら答えた。
「馬鹿ぁ！馬鹿馬鹿馬鹿ぁっっ！」
オーシャン「うぇー?!何で?!二度寝しようとしたのそんなに駄目だった?!」
「駄目!!!一生禁止！」
オーシャン「そんなぁ?!二度寝は至福のひとときだよ?!」
「駄目ったら駄目!!!っ、ていうか何でペンダント返しに来たの?!」
オーシャン「……………………は？」
「……………………………え？」
オーシャンはキョトンとした顔でAを見詰めた。
オーシャン「ペンダントなら…付けてるよ？」
「はっ?!」
と言うことは、あのシリキ・ウトゥンドゥは偽物という事になる。
いや、今目の前にいるオーシャンが偽物なのか。
どちらにせよAはどちらかに騙されていることは確かだ。
オーシャンsaid
「オーシャンｯ！！！」
誰かと思えば……
オーシャン「A…………？」
必死に僕の名前を呼ぶA。
「ねぇ！居るなら返事をして！オーシャン!!!」
オーシャン「あ〜さから五月蝿いなぁ〜」
正直、僕を探してくれていた事が何だか嬉しかった。
僕は
Aが好きだ。
自分の気持ちに嘘をつく気は無い。
僕はAが好きだ。
僕はAの言葉に更に言葉を掛け会話を続けた。
こんな事を考えながらも。
ペンダントの話になった時僕が一番驚いた。
何故なら今首元で輝いているのだから。
Aから貰った特別なペンダント。
例え欲しいと誰かに言われても決して渡さない。
そっと僕はペンダントに触れた。
Aはあたふたと焦っている様だ。
思ってはならないんだろうけど小動物みたいで可愛い。
Aはくるっと僕の方を振り返った。
くりっとした目が僕を見詰める。
そして何を思ったのだろう。
ｸﾞｲｯ
オーシャン「わわっ?!」
僕のネクタイを彼女は引っ張った。
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オクトパス(プロフ) - ポップスさん» あ、ありがとうございます！ (2017年9月12日 18時) (
レス) id: 9001e4cb89 (このIDを非表示/違反報告)
ポップス - 面白いです！キュンキュンしちゃってます！ジャックハートのパンの話、可愛いです！ (2017年9月12日 18時) (レス) id: 4fc279d8fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：オクトパス | 作成日時：2017年8月25日 22時
