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幸せ ページ25

オーシャンがここに来てAはこの上なく幸せそうだった。

エイトフット「あんな笑顔……俺には見せない癖にな。」

エイトフットにとって幸せそうな2人を見るのは苦痛だった。

自分と同じ想いを抱いていても納得のいかない光景だ。

「そう!それでね!エイトフットったら…」



オーシャン「へえーエイトフットが?アハハ!それは面白いね!」


ヴィランズにとって随分と嫌になるくらいの笑顔。

エイトフット「何だよ。俺は笑い者か?」

更に不機嫌な表情で2人を見るエイトフット。


オーシャン「そうだ!A、一緒にパーク内で遊ぼうよ!」

「えっ!?」

オーシャン「ほら!早く!今日のAの服すっごいポップだから大丈夫!」

「え、いやそういう問題じゃ……!」

オーシャンはAの腕を引くとホテルの扉を勢いよく開け放ち外に飛び出した。

エイトフット「おいおい本気で言ってんのか?」

無論、他のメンバーもエイトフットも皆2人を追いかけるに決まっていた。

2人は色んなラグーンを巡り様々な景色を堪能した。

すると一体どれほどの時間が経ったのだろうか。

暫く2人は時間なんてものを一切気にしていなかった。

気づけば空は闇のように深く暗い。

周りはライトアップされてキラキラと輝いている。

「綺麗」

オーシャン「本当だね。」

ふと目が合う2人。

Aの大きな瞳が光でキラキラと輝いている。

その瞳にはオーシャンが映っていた。

オーシャンはそっとAの頬に手をかけた。

オーシャン「僕Aに会えて本当に嬉しいよ。」

「私も。」

既に閉園している。2人がそれでも此処に入れるのはちょっと特別だから。

何年ぶりにあの笑顔に会えたのだろう。

2人は今日という1日を振り返った。

何度も何度も会いたいと願った。

その願いがようやく叶った。

それがどんなに嬉しいかは計り知れない。

だが、ヴィランズにとってそんな幸せな2人は見て居られない。

特に片方の人間に恋心を抱いているなら。

ジャックハートとアップルは今にも邪魔に入りそうな勢いだ。

だが、エイトフットは静かに殺意というものを溜めていた。

かなり強烈な。1番タチが悪い。

とはいえヴィランズレディの圧がとてつもなかったので無闇矢鱈に手出しは出来ない。

そんなことに2人が気づくはずも無くただただ幸せな時間が流れている。

しかし


オーシャン「A?」


Aの目は紅く染まり今後の危険を捉えていた。

蠢いているのは→←思わぬ再会



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オクトパス(プロフ) - ポップスさん» あ、ありがとうございます! (2017年9月12日 18時) (レス) id: 9001e4cb89 (このIDを非表示/違反報告)
ポップス - 面白いです!キュンキュンしちゃってます!ジャックハートのパンの話、可愛いです! (2017年9月12日 18時) (レス) id: 4fc279d8fb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:オクトパス | 作成日時:2017年8月25日 22時

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