思わぬ再会 ページ24
「っ……?!」
Aは目を見開いてエイトフットを見つめた。
エイトフット「っ………だ、だからその……」
お互い同じ想いを抱いているとはいえ、好きと言ったのは恋愛対象として、とは言えなかった。
それ故に言葉を濁すエイトフット。
エイトフット「いや、だからその、1人の人間としてっつーか、仲間？として……っつーか……」
恋愛対象としてでは無いと嘘をついた。
本当は1人の女性として好きだ。
しかしそんなことは、例え両想いだったとしても言えなかった。
「分かってるよ……それぐらい…」
Aは少し悲しそうに顔を伏せた。
エイトフット「っ…………」
エイトフットは何故、彼女が悲しそうな顔をするのか分かっていた。
互いの想いは同じだから。
エイトフットも、本当は恋心を抱いていることを言いたい。
Aに気づいてもらえるチャンスを逃したくはない。
だが……
言えるはずが無かった。
エイトフットの胸の内はもどかしさでいっぱいだった。
ここで、伝えることが出来なかったら……
いつまでも一緒にいられる訳ではない。
だが
エイトフット「と、兎に角！俺はお前のこと嫌いじゃねぇってこと、ちゃんと分かっとけ」
エイトフットはそれを１番伝えたかった。
その言葉にAは口を開き掛けた。
バタンっ
だが、
勢いよく開かれたドアの音で遮られた。
エイトフット・A「っ?!」
現れたのは
オーシャン「A!!」
「オーシャン！？」
あの
小さな街の
お友達
エイトフット「何で……お前が…………」
エイトフットは彼を知っていた。
オーシャン「エイトフット……？」
その彼もエイトフットを知っていた。
互いに目を離さなかった。
オーシャン「何で君がいるんだ」
エイトフット「それはこっちのセリフだ。」
あまり良い関係とは………言えない。
「……あ〜…２人とも？」
Aの声にオーシャンは笑顔で振り向く。
オーシャン「何で彼がここに居るかは全く理解できないけど、Aと会えて凄く嬉しいよ。」
オーシャンはぎゅっとAを抱き締めた。
「私も。」
半分笑顔が作りになっている。
気まずいムードの中で、とびきりの笑顔は少し厳しかった。
だが、会えたことが心から嬉しかったのはAにとって本当だった。
この様子を見てスキャターや、ヴィランズレディはご満悦とでもいった表情だ。
が、アップルとジャックハートを除いては。
いや、エイトフットが１番不機嫌そうだ…。
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オクトパス(プロフ) - ポップスさん» あ、ありがとうございます！ (2017年9月12日 18時) (
レス) id: 9001e4cb89 (このIDを非表示/違反報告)
ポップス - 面白いです！キュンキュンしちゃってます！ジャックハートのパンの話、可愛いです！ (2017年9月12日 18時) (レス) id: 4fc279d8fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：オクトパス | 作成日時：2017年8月25日 22時
