約束 ページ16
エイトフットsaid
外に出るとどこからとも無くギターの心地よい音色が聴こえてきた。
恐らくAだろう。
Aは直ぐに見つけられた。
エイトフット「眠れねぇのか？」
「わわっ?!」
エイトフット「何だよ。そんなに驚くかよ。」
「お、驚くよ……」
Aはギターを抱えながら答えた。
エイトフット「最近ねてんのか？」
「徹夜三昧のタコさんよりは。」
エイトフット「っは」
俺は鼻で笑うように口元を緩めた。
少しだけ肌寒い空気。
手で腕をさする。
エイトフット「寒くねーのか？」
「丁度良い。」
エイトフット「そーでございますか」
テキトーに答えた。
多分コイツは狙われてること気にしてんだろーな。
エイトフット「怖いのか？」
「えっ?!」
エイトフット「狙われてんだろ？あるかも分からねぇ組織に。」
「…………怖くは…ない……って言ったら嘘になるかな。」
エイトフット「っはは。お前、ヴィランズの子供だろ？」
「まあね。でも、そうじゃないよ。」
エイトフット「何がだ？」
「目の前で自分のかげがえのないのない人が死ぬのは嫌ってだけ。」
Aは俯きながら言った。
エイトフット「そーかよ。だったら、俺が守ってやろーか？」
笑いながら俺は言った。
だがAはよりいっそう暗い顔になった。
「エイトフットだから余計と嫌なの。」
エイトフット「あ？何だよそれ。信用出来ねぇって言うのか？」
「そういう訳じゃないけど。ていうかヴィランズに信用も何も無いでしょ？」
エイトフット「まあな。」
ケラケラと笑いながらAを見た。
「寒いし風邪引いちゃうから帰ろう？」
エイトフット「丁度良かったんじゃねーのか？」
からかってそう言った。
「なっ！あの時はあの時！今は、い、今なの!!」
恥ずかしかったのかAの頬は紅かった。
可愛いな、おい。
エイトフット「へーへー。そーですか。」
「絶対バカにしてるでしょ！」
エイトフット「あ〜？うるせぇな。とっとと帰るぞお嬢さん。」
「っ!！///」
俺はAの手を握って引っ張った。
エイトフット「あ、お前俺と約束しろ。契約じゃねえ。約束だ。いいか？」
「えっ?!」
エイトフット「お前がもしどうしようも無くて助けが必要なときは絶対、俺を呼べ。」
「え、あ、うん。」
エイトフット「あと、俺から離れんな。」
「っ……！///」
エイトフット「何照れてんだよ！///」
「て、照れてない！」
エイトフット「るっせ！帰んぞ！///」
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オクトパス(プロフ) - ポップスさん» あ、ありがとうございます！ (2017年9月12日 18時) (
レス) id: 9001e4cb89 (このIDを非表示/違反報告)
ポップス - 面白いです！キュンキュンしちゃってます！ジャックハートのパンの話、可愛いです！ (2017年9月12日 18時) (レス) id: 4fc279d8fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：オクトパス | 作成日時：2017年8月25日 22時
