かけがえのない ページ14
ゴーテル「それはそうとあなたに忠告しに来たの。」
ゴーテルは真剣な面持ちで言った。
「何かあったの？」
ゴーテル「単刀直入に言うとあなたを狙ってる組織があるの。」
「……………ふぁ?!」
突然過ぎて間抜けな声を出した。
ゴーテル「良い？何度も言ってるけど、あなたは特別なの。」
ゴーテルはAの頬に触れながら言った。
ゴーテル「あなたが深い悲しみから零した涙が一つの結晶となる。それに触れながら願いを言うとそれが叶うの。」
ゴーテルはAを見つめた。
ゴーテル「あなたを狙っている組織はあなたにとってかけがえのない人を探しているの。」
「っ………」
ゴーテル「その人が見つかり次第すぐにその人は殺されるわ。あなたの目の前でね。」
「っ……………そんな……」
ゴーテル「そうなったら私困るわよ？マスターヴィランズに恨まれるもの。永遠の眠りなんかにつきたくないし、首をはねられるのもごめんよ？」
ジャック「やっぱり僕だったか。」
アッポイ「阿呆!!!お前じゃない！」
ゴーテル「呪いにかけられるのも、毛皮を剥ぎ取られるのも」
ゴーテルは再び肩を掴んだ。
ゴーテル「契約書を書くのもお断りよ？」
「っ？！///」
ゴーテル「あなたにとってかげがえのない存在が居ることにくらいお見通しよ？」
「っ！ちょっと?!」
ゴーテルはニッコリと口の端を上げた。
ゴーテル「じゃあ私はそろそろ帰るわ〜」
手をヒラヒラと振りながらドアに向かう。
ゴーテル「まあ、頑張ってちょうだい？」
「なっ………！///」
ゴーテル「あら、組織の方よ？何を考えてたのかしら？」
「な、何もっ?!」
ゴーテル「うふふふふ！ジョーダンよ冗談。」
ドアノブに手を掛け外に出るゴーテル。
ゴーテル「恋の方も頑張ってね〜〜」
Aの母親は歌うようにそう言って出ていった。
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オクトパス(プロフ) - ポップスさん» あ、ありがとうございます！ (2017年9月12日 18時) (
レス) id: 9001e4cb89 (このIDを非表示/違反報告)
ポップス - 面白いです！キュンキュンしちゃってます！ジャックハートのパンの話、可愛いです！ (2017年9月12日 18時) (レス) id: 4fc279d8fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：オクトパス | 作成日時：2017年8月25日 22時
