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疲れているのかペースが早いのか…
どんどん酔っていくメンバー。
すると、直人さんからひとこと。
「隆斗〜、直人サンタだぞ〜!」
そう言って直人さんが
隆斗へプレゼントを渡した。
『えっ、いいんですか?』
「全然いいよ!隆斗はもう俺らみんなの子供みたいなもんだしね!(笑)」
『うわぁ…ありがとうございます…っ』
直人さんを皮切りに、メンバーみんなが
隆斗へとプレゼントを用意してくれていた。
ひとつひとつを嬉しそうに見つめる隆斗。
“パパ〜!”
「んー?」
“あそぼ!”
みんながくれたオモチャで
さっそく遊び出す隆斗。
それを見て嬉しそうなみんな。
『幸せだな〜…』
隣の部屋で遊んでいる隆ちゃんと隆斗を
眺めながら思わず声が出た。
「隆二、隆斗が生まれてから本当に変わったよ…元々優しかったけど、さらに優しくなったっていうか…パパの鏡だよ…(笑)」
そう言ってくれる臣くんの優しい目。
『あっ、そういえば!』
みんなにも準備していたことを思い出して
『隆斗!ちょっと来て!』
寝室へ連れて行き、隆斗にサンタのコスプレをさせる。もう本当に可愛くて…(笑)
…
“めりーくりすましゅ!”
隆斗の大きな声でみんなの視線を集めた。
… 可愛い〜!!!
そう言って、携帯のカメラの音があちこちで鳴る。
“どうじょ〜”
そう言って隆斗がプレゼントを配っていく。
みんなすごく嬉しそうで…。
こんなに喜んでもらえると思ってなくて
思わずびっくりした。
楽しい時間はあっという間に過ぎて
11時になるところだった。
隆斗は、サンタさんを楽しみに
いつもよりだいぶ早くにねてしまっていた。
こどもの夢は壊せない…
そう言いながら、日付が越す前に
みんな帰って行った。
「ゆちゃん、きょうも美味しいご飯ありがとうね」
『美味しそうに食べてくれてありがとう』
…
『隆ちゃん…いつもありがとね?
隆ちゃんが頑張ってるから私も頑張れるよ…
隆斗も、パパかっこいいって言ってるし…』
「なんだよ急に、恥ずかしいじゃん!(笑)
俺の方こそ、いつもありがとね。
こんな不規則な生活なのに、文句言わずについてきてくれて。」
久しぶりに2人でゆっくり話せた気がした。
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青龍 葵(プロフ) - #8の「作業着を選択」では無く『洗濯』です。変換間違えしてるので訂正お願いします! (2019年11月20日 7時) (レス) id: 027b8ced49 (このIDを非表示/違反報告)
莉々菜 - 頑張ってください! (2017年1月8日 23時) (レス) id: ec08520e3a (このIDを非表示/違反報告)
莉々菜 - おもしろかったです! (2017年1月8日 23時) (レス) id: ec08520e3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆちゃん。 | 作成日時:2016年12月23日 14時