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あれから辛いこともたくさんあったし
逃げ出したくなることもたかさんあったけど
隆ちゃんのおかげで乗り越えられた。
私たちの赤ちゃんが生まれるまであと2ヶ月。
だいぶ安定してきて、隆ちゃんとも
普通の生活を送ることができた。
そんなある日…、
「ねえ、ゆちゃん?」
『どうしたの〜』
「最近は体調大丈夫?」
『うん!大丈夫だよ〜?』
「あした、あいてる?」
『あいてるけど…なに??』
「あした、ちょっと事務所来てくれない?」
『え?なんで?』
「いいからいいから〜!」
『なになに?(笑)』
「心配だから、14時になったらマネージャー迎えに来てくれるみたい!ゆっくりでいいから準備しといてね!オシャレして来てね!」
『なに〜怖いんだけど!(笑)』
「怖いことはしないから大丈夫!」
そういって隆ちゃんはお風呂へ向かった。
次の日。
朝、隆ちゃんを見送ると
「クローゼットに服入れといたからね!」
見てみると、そこにあったのは
白いミニスカートのドレス。
でも、上と下は分かれていた。
『こんなの着るの?!』
なんて、心の中で突っ込みつつ…(笑)
迎えに来てくれたマネージャーさんとともに
三代目のみんながいる部屋へ案内された。
扉を開けると真っ暗な部屋。
『隆ちゃん…?』
と、思っていると、急に鳴り響くクラッカー音。
ハッピーバースデー!!!
三代目のみんながケーキを持って出て来てくれた。
『えっ…?なになに?』
「ゆちゃん、きょう誕生日だよ?」
『えぇ、忘れてたよ〜』
ニコニコしながらお祝いしてくれるみんな。
嬉しくて嬉しくて…。
『みんな、ありがとうございます!』
メンバーが私にくれた誕生日プレゼントは
オムツや哺乳瓶やよだれかけ。
「性別わかんないから…こーゆのがいいかなって、スタッフさんたちと考えて…」
そう言ってくれたのは臣くん。
『臣くん、みなさん…ありがとうございます本当に…』
「おい、臣のこと見過ぎ。」
嫉妬する隆ちゃんが可愛くて。(笑)
最高の誕生日になりました。
『あの…ここで話すのも…って感じなんですけど…』
「なに?なになになに?」
心配そうな顔をする隆ちゃん。
『性別は男の子ですっ!』
きょう隆ちゃんに言おうとしていたこと、
みなさんにも伝えることができました。
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青龍 葵(プロフ) - #8の「作業着を選択」では無く『洗濯』です。変換間違えしてるので訂正お願いします! (2019年11月20日 7時) (レス) id: 027b8ced49 (このIDを非表示/違反報告)
莉々菜 - 頑張ってください! (2017年1月8日 23時) (レス) id: ec08520e3a (このIDを非表示/違反報告)
莉々菜 - おもしろかったです! (2017年1月8日 23時) (レス) id: ec08520e3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆちゃん。 | 作成日時:2016年12月23日 14時