今市隆二、パパになります。

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次の日、一緒に事務所へ行き
HIROさんをはじめとして、メンバーのみなさん、スタッフのみなさんに報告をした。



もともと、オーディションのときから
顔や名前は知ってもらっていたから
みんな、すごく喜んでくれた。




それがすごく嬉しかった。






「隆二に泣かされたら俺のとこおいでよ？」


臣くんにそう言われる(笑)




「臣、ほんとにやめて(笑)」




２人のやり取りが微笑ましかった。







「ゆちゃんちゃん、おめでと！」

そう声をかけてくれたのはリーダーの
直人さんと直己さん。




『ありがとうございます！！
これからも、隆ちゃん共々よろしくお願いします！』




「よろしくね！
あのさ、もしよければなんだけど…」





そういってリーダーの２人が私に提案したのは
次のライブで、ファンの皆さんに結婚報告するというものだった。




正直、不安だった。




「俺もいるし。大丈夫だから！」




隆ちゃんやメンバーさん、HIROさんに押され気味にその日はやってきた。





『はぁ〜緊張する…』



「ゆちゃんちゃんと隆二のことは、知ってる人多いし、大丈夫だよ！なんかされたら俺に言うんだよ？(笑)」




緊張する私に声をかけてくれた臣くん。




『ありがとう』





気づけばステージに立つ時間で。





こんなたくさんの人に囲まれる日が来るなんて
思ってもみなかったから。緊張で足がガタガタした。




『ご報告にもありましたように、この度今市隆二と入籍させていただくことになりました、今市ゆちゃんです。隆ちゃんとは、高校1年生の時からの長い付き合いで、色んな姿を見てきました。
ずっとずっと夢見てきたこのようなステージに立ち、ファンの皆さんの前で歌わせていただけていること、私もとても幸せに思っています。本当にありがとうございます。
至らぬ所ばかりではございますが、これからも夫婦共々精進していきますので、よろしくお願いします！いつも隆ちゃんの応援、ありがとうございます！私も隆ちゃんのファン、三代目のファンの皆さんがだいすきです!』





私が深いお辞儀をすると、会場からは暖かい拍手が沸き起こった。
おめでとう！！と言う声が響いた。







やっぱり、いいファンばっかりだなあ。




ここまで応援してもらえて、本当に幸せだと思った。




こうして無事、報告することができた。




この文章を直己さんも考えてくれて練習に付き合ってくれたって言うのは、私と直己さんだけの秘密にしておこうっと！(笑)

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