私の恋の可能性 (ページ16)

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私は免許を持っているから

レンタカー借りてどっか行く？って

提案したんだけど

JM『ヤダ！歩く！』

と言って聞かなかったので

歩いて向かうことにした。

JM『なんか、こーゆうの初めて。
緊張するね、へへ』

彼の本気でムスッとした顔を見たことがない

写真ではいつもニッコリしてるし

動画だって、今だって、

常に笑顔でいれるって素敵だなあ。

『わたしも初めて、こんな緊張するの！』

だいすきな人が隣にいるんだよ

普通だったら私なら

アプローチしまくるだろうね。

ちょっと積極的に、

服を掴んでみたり、

ぴったり距離を詰めて歩いてみたり。

そんなわたしたちの今の距離は、

人、一人分空いている。

まあ、ただの大学生でもなければ

ただの社会人でもなく、

KPOP界の超人気者、だもん。

下手打つことはできないし、

仕事とゆう大きな壁が邪魔をする。

あれだけ絶対名前と顔、覚えてもらって

告白してみせる！！！とか言ってたけど

今では少し怖気づいてる。

ヒョンウォンさんとの奇跡の出会いから

もう2ヶ月。

従って契約が終わるまであと4ヶ月。

今隣にいる彼が遠くなってしまうのが

すごく嫌、だ。

JM『ジョングギの誕生日、もうすぐなんだ！
だから、プレゼント買いたくて！』

そうして着いたお店はステューシー。

ジョングクくんが愛用してるブランドだ

『ジミンくんはほんとに優しいね！
だってメンバーからもプレゼントあるでしょ？』

JM『うん！でも、末っ子で、
いちばん頑張り屋で、あいつが…
俺の下が、ジョングギでほんっとに
よかったって思ってるからさ！』

ああ、いい子。

JM『Tシャツと～帽子がいいかな！
ん～どんな組み合わせがいいかな～？
Aちゃんどう思う？』

ハンガーにかかったTシャツを

両手に2つずつ持ち

これか～これか～、それともこれかな？

と首をかしげて聞いてくるジミンくん。

『これかな！』

私が選んだのは"限定"のものだった

いや～限定って惹かれるよね。

JM『あ！俺もこれかこれで悩んでた！
これにしよう！それで帽子はこれ！』

『ぜったい喜ぶよ！』

JM『Aちゃんに言われたら自信つく！笑』

綺麗に包装された

プレゼントを持って店を出た。

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