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「神山と安藤は？？」
2人がいないことを疑問に思う照史先生。
「サボりちゃうーん？w」
でも私は、後ろから聞こえた声の方が
驚いた。
『のんちゃん？！』
「しーっ、前向け」って小さい声で言う。
「まあ、補習やな、
よっし！始めるで〜」
なんで、後ろにおるん？？
そう思ってると
肩がたたかれて、後ろをむくと、紙を渡してくる。
これ？って合図をおくると、頷いたから、
その紙を手に取って前を向く。
紙をひらくと
“しげが俺の机におんねん”
と書かれていた。のんちゃんの机の方をみると確かに顔を伏せてるしげがおった。
私は、“そーいうことなんや”と書いて
後ろの席におく。
すると、また何かを書き始めたのんちゃん。
のんちゃんを好きなことって、
ダメなのことなのかな？
ゆずみと、縁切られてまうかな？
考えてたら、のんちゃんがまた紙を渡してきた。
“なぁ、2人となんかあったん？”
て、書かれていた。
聞いてほしいけど、聞いて欲しくない。
だから、返事を書けなくて、
そしたら、後ろからまた紙を渡された。
“授業抜け出そう”
『え…？』
後ろをむくと、真剣な目で私を見てるから、
ああ、本気なんや。って思った。
「いくぞ」
『え…！』
がっ、と立ったのんちゃん。
そうして、行くぞ。って言って、歩き出した。
「おいおいおい、望！！！」
思いがけない状況に、動揺を隠せへん照史先生と、
笑ってるクラスメイト。
『ちょっと何してんの』
のんちゃんの後ろに必死についていく。
「えーから
ちょっとこいつとでかけてきます！昼までにはもどりまーす！」
と、私を支えながら、教室をでた。
先生が追いかけようとした時。
「先生、行かんときましょ？」
って、しげが止めてくれたことは、
あとからクラスメイトに聞くことになる。
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作者名：すのォ | 作成日時：2019年1月3日 23時
