･11 ページ12
･
処置してくれて、ありがとう。と伝えて、
私たちは、保健室を出た。
今日は両方とも外でやってるから、
私はグランドのはじっこで見学。
けがしちゃったな〜とか
すごい考えてたら、
『え…？！』
急に目の前が真っ暗になった。
「だーれだ」
うそ……
『…のんちゃん？』
「ふふっ、久しぶり」
後ろをむくと
しゃがんで私を見る会いたかった人がいた。
『のんちゃん、、、』
だから、
なんか、わかんないけど、
思いっきり抱きしめた。
『会いたかったっ…』
「ごめんな、連絡できひんくて」
『…めっちゃ心配したんやから』
最初は驚いてたけど、
のんちゃんも抱きしめ返してくれて、
久しぶりの暖かさと、のんちゃんの匂いに
学校ってことを忘れて、
のんちゃんをずっと抱きしめていた。
『なにしてたん！！』
のんちゃんの背中から手を離して
目を合わす。
「さぼりです」
『え？サボり？』
「おん、ばあちゃん家いってサボってた」
『なんや、よかった』
病気とか、怪我とかじゃなくて、よかった。
「心配してた？」
『うん、めっちゃ』
「なんか、素直やな〜w」
『だって！ほんまに心配やってんもん』
「ふふっ、ありがとな！」
そう笑うのんちゃん。
ああ、やっぱり好きなんやな。って思った。
それから、体育着を忘れて何も出来ないのんちゃんと、
会えなかった分、たくさん話した。
いつもより優しくて、
大好きなのんちゃんと。
･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 70人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すのォ | 作成日時：2019年1月3日 23時
