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隣には顔を伏せてるのんちゃんがいて
肩がたまにぶつかる距離で歩く。
そういえば昔に。
(((
「A!一緒につかお!」
『うんっ!!』
「ちゅーできるきょりだ」
『もお。のんちゃんのへんったい』ベー
)))
幼稚園の時だっけ?
こんなこともあったね…
「なあ、A」
『ん?』
「ちゅーできる距離やな」
『……のんちゃんの、変っ態』
そう言ってのんちゃんの顔を見ると、
のんちゃんは笑ってて、。
同じこと考えてたのかな……
でも、前と違かった。
少し、
『…変なこと言わんといてや』
ドキッとした。
「そういうとこ変わってへんなあw
あ、身長もか、w」
『っ、か、変わってます!』
のんちゃんのくせにドキドキさせないでよ…。
… … …
無事登校することができた。
『のんちゃん、ありがとう』
「風邪ひかれたら困るからやっただけやから。」
『うん。ありがとう』
そう言うと顔を隠すけど、
ああ、照れてるんやな。って、わかった。
『可愛いな〜〜!』
って、顔を覗き込むと、
「ちょ、あかんて!見んな!」
抵抗してるのんちゃん。
隙間からみえたのんちゃんの顔は、
少し赤かった。
『ごめんね?』
「……ばーか」
のんちゃんは、そう言って
私の髪をぐちゃぐちゃにすると、
歩いていってしまった。
私たちの距離ってそんな感じ。
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作者名:すのォ | 作成日時:2018年12月28日 15時