4話 ページ12
その後零はすぐパソコンに向かい、
紺野家について調べていた。
紺野家は桜智の実家であった。
彼女のプライベートなことにはなるべく
触れたくなかったが、これも桜智のため、
桜智のこの後の対策のためになるのかも しれないと思った。
風「降谷さん、例のけ……、
何か調べ物ですか?」
パソコンを覗き込む風見。
零「あぁ、紺野家について調べてるんだ。」
紺野家のホームページを見つけた。
建物は和風の豪邸であった。
どうやら紺野家は先祖代々から武道を
極めているらしい。桜智の父である紺野桜章は
子孫の中で一番優秀だと聞く。
だから自分の子供にも優秀になって欲しいのか。
風「あ、降谷さん!この写真、桜智様じゃ…。」
零「え?……!」
ページの右下に写った赤と黒の着物の女性。
間違いなく桜智だった。制服姿の桜智もいいが、
着物姿である彼女もまた一段と綺麗だった。
風「なんか綺麗な人ですね。」
零「あぁ、そうだな///////////////////」
風「(((え⁉」
零「おっと、もうこんな時間か。
次の仕事が回ってるんだ。行ってくる。」
パソコンと風見を後にして零は次の仕事に
向かった。風見は早歩きで部屋を出る零を
唖然としながら見ていた。
モ1「あ、風見さん。この資料のことなんですが、
………………風見さん?」
風「降谷さんが………」
モ1「降谷さん?……降谷さんがどうかしたの
ですか?」
風「赤面だった…。」
モ1「え!あの降谷さんが⁉ 誰に‼」
どうやら風見にとって零の赤面はレアもの
だったらしい……。
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作者名:椿油 | 作成日時:2017年5月5日 11時