83.デート引き延ばし ページ34
ティラミスを食べたのは、あっという間だった。
値段の割には少し小さめだったが、味は確かで。ドンドン食べ進めていく内に、あっという間に胃袋へ消えていったのである
「美味しかったですね」
「ああ。美味かった……もう一回食いてぇな」
イケメンフェイスフル活用しているが、多分無意識なんだろうな。轟さんのことだし。
「あの」
「？」
「また来ませんか？」
「え」と轟さんは無意識なのか、そう零す。
「ああいえ！ 別に二人でってわけじゃなくて、他の人とかも誘っても、」
「俺もまた一緒に来たいって思ってた」
ピタ、と動きを止めてしまった。
「ありがとな」
「こ、こちらこそ……ありがとうございます」
「じゃあ、そろそろ出るか」
「はい」
私たちは、お店を出た。あまり時間は経っていないらしく、空は青空。日も暮れていない。
「結構あるが、どうする？」
「私はこのまま帰っても良いですけど」
「……なら、まだ一緒にいて良いか？」
「え？ ……ぇぇ、まあ、良いですけど。なんでですか？」
そう聞くと、轟さんは照れくさそうに、
「なんか一緒にいてぇから」
と一言。
天然と世間知らずの合わせ技恐るべし、としみじみ思った。
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杏仁豆腐(プロフ) - まりもさん» すみません、今手直し中です！今までご指摘がなかったので「まあいいか！」で流してしまっていました……！ (1月10日 16時) (
レス) id: 83e1e19fb5 (このIDを非表示/違反報告)
まりも - 設定以外の名前変換が機能しておりませぬ… (1月10日 10時) (レス) @page1 id: 6f21c2cd01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅 | 作成日時：2023年12月19日 0時
