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「放課後マックで談笑したかったならお生憎。これから三年間、雄英は全力で君たちに苦難を与え続ける」
そして先生は人差し指をくいッと曲げてにやっと笑っていった
「"
いや、だとしてもこれは苦難過ぎるよ先生
ポケットから常備している飴を取り出し、口に入れる
「さて、デモンストレーションは終わり」
両手には、うっすらと滲む汗
「こっからが本番だ」
.
第1種目:50m走
「3秒04！」
うわああの人すっごい！
足に変な…エンジンみたいのがあって速い！
あのメガネの人の"個性"は「エンジン」かな？
ぼーっと見ていれば、友達の姿を見つけ、大きく声を掛ける
「お茶子ちゃんふぁいとー！！」
「あっ千柚ちゃんありがと！」
にへっと笑ったお茶子ちゃんから元気をもらい、辺りを見渡す
「ひゃ、お腹からキラキラレーザー出てる！！」
そう言った後、着地に失敗して背中から転け、隣で走っている女の子に普通に抜かされていた
ん〜なんかダサいな
「千柚、次お前だぞ」
「んっ？ああ、ありがとう焦凍」
ぽんぽんと肩を叩かれ、焦凍からのエールらしきものを受け取る
素直に頑張れって言えばいいのに…
スタート台で準備をし、頭の中で足が速くなることを想像する
手始めにまず、あの男の子の速さを想像してみるか
「ヨーイ…START！」
合図で踏み出した足は、自分が想像していたよりも速く
「ひゃあああ速すぎるううう！！」
「3秒02！」
途中で足がもつれ、前転してゴールしてしまう
「うわっなんだあの子すご！」
「速すぎるって自分でやってるのに…？」
「50m走最高記録抜いたー！」
外野では歓声にも似た…似てないような声が上がっていた
見ていたお茶子は千柚に駆け寄り、体操服についた砂ぼこりを取ってあげる
「大丈夫？怪我してない？頭打ってない？？」
「お茶子ちゃん優し…」
そして"個性"把握テストは第2、第3…と続いていき、第5種目、ボール投げ
ここで目立ったのはお茶子ちゃんだった
お茶子ちゃんが投げたボールはフワ〜っと上に飛んでいき、無限という記録を叩き出した
私はボールが入るくらいの鉄砲を想像し、こっそり体操服の中から取り出してセットし、片耳塞いで引き金を引いた
その時周りからズルだろ！とか言われたけど、これは"個性"だよ！？と必死に説明した
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きちきち(プロフ) - わわ！実際の北海道民のお方に読んでもらえていたとは…。いえいえ！貴重なご意見ありがとうございます！訛りについてはとても不安でしたので… (2018年8月12日 18時) (
レス) id: 904a2e705a (このIDを非表示/違反報告)
サクマ - いつも楽しく読ませていただいてます！私は北海道民なのですが、なまらすごい、よりは、なまらうまい、という感じに使った方がいいと思います！余計だったらすみません！ (2018年8月12日 18時) (レス) id: 6b15773868 (このIDを非表示/違反報告)
きちきち(プロフ) - 優奈さん» わかりにくい書き方をしてしまい申し訳ないです！『〜よな』とかたまに言ったりするんですが、やはり小説だと『〜だよな』のほうがわかりやすいですよね…コメありがとうございます！ (2017年5月17日 21時) (レス) id: b890b9aac6 (このIDを非表示/違反報告)
優奈 - 恐怖とはの最後、『ガキよな』じゃなくて、『ガキだよな』じゃないんですか...？違ったらごめんなさい！これからもファイトです！ (2017年5月17日 20時) (レス) id: e70c6a87e1 (このIDを非表示/違反報告)
きちきち(プロフ) - じゅいーんさん» 違ってたらごめんなさい！Google先生で調べたところ、方言と出てきたので方言の括りに入れてます… (2017年5月16日 22時) (レス) id: b890b9aac6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きちきち | 作成日時：2017年5月7日 0時
