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「静粛にしたまえ！！」
「！」
一つの声が上がり、その根源を見る
それは真剣な顔をした飯田くんだった
「"多"をけん引する責任重大な仕事だぞ…！
『やりたい者』がやれるモノではないだろう！！」
ああ、確かに
爆豪とかになったら学級崩壊しそう
まず爆豪が委員長とか一生ないと思うけど！！！！
「周囲からの信頼あってこそ務まる聖務…！民主主義に則り、真のリーダーを皆で決めるというなら…
これは投票で決めるべき議案！！」
「そびえ立ってんじゃねーか！！何故発案した！！！」
プルプルと小刻みを繰り返しながら、飯田くんの腕はしっかりと挙がっていた
面白いな飯田くん
でも、まだ入学して一週間たってないし…
信頼なんてすぐ出来上がるもんかな？
「日も浅いのに、信頼もクソもないわ。飯田ちゃん」
「そんなん皆自分に入れらぁ！」
飯田くん発案の議案は、梅雨ちゃんと切島に否定される
彼は手を使いながら必死に説明した
ふーん、複数票ねえ
真にふさわしい人間ってのは重いテーマじゃない？
まっ私にしちゃあなんでもいーけど
「どうでしょうか先生！！！」
「時間内に決めりゃ何でも良いよ」
先生は寝袋に入って睡眠の準備をしていた
無駄な時間は睡眠に当てる……
うん、合理的だ！！！！
.
「僕、三票ー！！！？」
結果が黒板に書かれ、票が多い者から順に並んでいる
緑谷が三票、百ちゃんが二票と必然的に委員長と副委員長が決まる
「ってちょっとまってよ。なんで私に二票も入ってんの！？」
百ちゃんの下に、想具と書かれ正の字は二角
誰だよ入れたの！！
「じゃあじゃんけんで決める？それとも副委員長への意気込みとか？」
「何それ！意気込みとか時間のムダッ！
いいよ、私やりたくないから辞退する。副委員長とか性にあわないからっ」
百ちゃんふぁいと！という意を込めて、彼女に笑顔を向ける
そして1−Aの委員長と副委員長が決定した
.
.
「千柚、副委員長やれば良かったのに」
「嫌だよ、面倒臭いし…」
お昼の時間、焦凍と机を挟んで座る
冷水を一口飲んでから、しゃっこいうどんをつるっとすする
コシがなまらすごい…！！
「とか言ってっけど、中一から中三までクラス委員長務めてたうえに、生徒会長だったろ」
「んっ！そんなん昔の話だべ！元々やりたくなかったのに…」
焦凍は蕎麦をすすりながら私を見つめた
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きちきち(プロフ) - わわ！実際の北海道民のお方に読んでもらえていたとは…。いえいえ！貴重なご意見ありがとうございます！訛りについてはとても不安でしたので… (2018年8月12日 18時) (
レス) id: 904a2e705a (このIDを非表示/違反報告)
サクマ - いつも楽しく読ませていただいてます！私は北海道民なのですが、なまらすごい、よりは、なまらうまい、という感じに使った方がいいと思います！余計だったらすみません！ (2018年8月12日 18時) (レス) id: 6b15773868 (このIDを非表示/違反報告)
きちきち(プロフ) - 優奈さん» わかりにくい書き方をしてしまい申し訳ないです！『〜よな』とかたまに言ったりするんですが、やはり小説だと『〜だよな』のほうがわかりやすいですよね…コメありがとうございます！ (2017年5月17日 21時) (レス) id: b890b9aac6 (このIDを非表示/違反報告)
優奈 - 恐怖とはの最後、『ガキよな』じゃなくて、『ガキだよな』じゃないんですか...？違ったらごめんなさい！これからもファイトです！ (2017年5月17日 20時) (レス) id: e70c6a87e1 (このIDを非表示/違反報告)
きちきち(プロフ) - じゅいーんさん» 違ってたらごめんなさい！Google先生で調べたところ、方言と出てきたので方言の括りに入れてます… (2017年5月16日 22時) (レス) id: b890b9aac6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きちきち | 作成日時：2017年5月7日 0時
