ここまで書くと最後まで書きたくなる ページ9
「ま……ま、待って…!?ナチュラルに少女マンガみたいなことしないで…!?」
「アンタはその…少女マンガっての好きなのか?」
ていうか少女マンガって何?と首を傾げた兼定に、手元のノーパソでそれを検索して見せてみる
じっと見つめた彼は、顎に手を添えて少し考えている
兼定ってさ、あんまりこういうの好きそうじゃないよね〜
ベッタベタな甘々な展開になったら、めっちゃ顔赤そう!!!
畳の匂い、目の前の兼定
えっと、これは…押し倒されている?
「…え?」
「俺が、何だって?」
近づく距離と激しい心音に、体はばっと熱くなっていく
兼定はにやりと笑い、髪をかきあげ、額に小さく口付けを落とした
「か、兼定…口に出てたなら悪かった…!」
「じゃあその悪い口を塞がねえとな」
「えっ、んん」
何度も何度も、角度を変えて啄むような口付けは、次第に貪るように深くなっていく
この小説でそんなことしたら、そういう指定されちゃうよ…!
息が上手く出来ず苦しい中で、とんとんと兼定の胸板を押すと、名残惜しそうに彼は離れていく
「アンタ、今まで何人にこういう事されてきた?」
「は、はあ…?こういう、事って、なに…?」
「…これからやる事」
ぼそり、と呟いた兼定に、また一気に顔に熱が上がる
こ、こここ、これからやる事…!?!
「なに、そういう事俺としたいのか?実践、やってみてもいいぜ」
「な、な、なっ何を言ってるの!?だ、第一ここは審神者部屋だし、長谷部くんとか来ちゃうんだからね!?見られちゃうんだよ!?」
「おーおー、助言は心得とくってことで今から蔵にでも行くか。
邪魔、されたくないしな」
俺が初めてか、と意地悪そうに笑った彼
そして私の上から退いて、軽々しくお姫様抱っこして審神者部屋を抜ける
「ま…う、嘘でしょ?本当に???」
「本気にさせたのは、さつきだろ」
あ、これ、さっきのノーパソで見せたやつううう
見せなきゃ良かった!私終わった!どうしよう!もう恥ずかしくて生きていけない!
そうこうしているうちに、目の前には蔵が見えた
蔵に入り、内鍵をかけると、兼定は私を降ろして妖艶に笑った
ドキリと胸が高鳴った事に、私は気づきたくない
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きちきち(プロフ) - はひふへほー☆さん» ありがとうございます…!更新めちゃくちゃ遅いですが、励みになります…!! (2018年3月24日 19時) (レス) id: 904a2e705a (このIDを非表示/違反報告)
はひふへほー☆ - 最高です 笑いと涙のオンパレード胸キュンも^^ 更新がんばれーーー (2018年3月24日 18時) (レス) id: 45d92ac679 (このIDを非表示/違反報告)
きちきち(プロフ) - ryo_25_25さん» あ、すみません!!笑 深夜に考えていたもので、見落としていました…すぐに修正致します、御指摘ありがとうございます! (2018年2月23日 13時) (レス) id: 904a2e705a (このIDを非表示/違反報告)
ryo_25_25(プロフ) - 毛利藤四郎くんだと思われるセリフが、毛利小五郎となっておりますよ(;・∀・) 作者様… (2018年2月23日 6時) (レス) id: e0d78c338b (このIDを非表示/違反報告)
きちきち(プロフ) - うたさん» 一気見…!最高…!心が震えました…ありがとうございます……!!これからもどうぞよろしくお願いします (2018年1月28日 11時) (レス) id: 904a2e705a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きちきち | 作成日時:2018年1月4日 23時