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「どぐあっっっど、ど、どえええっどっあっっぐっっ！！！？」
「わかりやすっっ」
芦戸は千柚のわかりやすい動揺に、ニヤニヤする気も失せ、少し頬を膨らませた
「違うの…違うの……」と同じ言葉を繰り返しながら、顔を真っ赤にして俯く千柚
鈍感なくせに、わかりやすいんだなぁ…千柚ちゃんって
恋バナには目もくれないような同級生が、こんな反応をしているのを見て、少し嬉しかったり…
「どこまでいったの？ねね、キスした？キス」
「ひやややっっ、そ、そんなっっ…うぐぐっ……」
「教えて！恋バナしたい！キュンキュンしたい！チューした！？」
ぐいぐい来る芦戸に気圧されたのか、耳まで真っ赤にした千柚は、恥ずかしがりながらも小さく頷いた
その反応に、芦戸の顔はぱっと輝く
「いつ！いつ！？」
「え、えっと……き、昨日……」
「キノウ！！！！！」
きゃーきゃーと嬉しそうに喜び、千柚の肩をバシバシ叩く
そこに、他の靴を見ようと通りかかった上鳴が、不思議そうに二人を見つめた
「なーにやってんの？お二人さん。なんか恋バナみたいな雰囲気だけど？」
「ふっふっふっ……聞いて驚け！なんと！想具千柚は───」
「うひゃああああっっだっだっだっだめえええええええええええっっっ」
暴露しようとした芦戸の口を、叫びながら両手で素早く塞ぐ
千柚の顔は、さっきより赤みを増しており、例えるならばゆでダコのよう
そして上鳴は少し落胆した様子で、「なんだよ…気になるだろ…」と呟いた
「も、もう！！芦戸ちゃんたら！やめてよ！！ほ、ほら、他のとこ！行こう！」
「あっ！ちょっと待ってよ千柚ちゃん！」
そそくさと行ってしまう二人の背中を見送りながら、上鳴は小さく震えたため息を吐いた
絶対にないとは分かってる
分かってるけど、考えちまう
棚の上に並べられたシューズを見るが、何のシューズがいいかなんて、今は考えられるわけなかった
少し、ほんの少しだけの可能性に、期待していた
あの澄んだレモンイエローの瞳に映る奴は、俺じゃないと知りながらも、心の中で密かに燃える灯火を
俺はずっと、消せずにいた
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きちきち(プロフ) - 亜純さん» ありがとうございます ！頑張ります!! (2018年8月9日 12時) (
レス) id: 904a2e705a (このIDを非表示/違反報告)
亜純(プロフ) - 最ｯ高です! 更新頑張ってください!! (2018年8月9日 3時) (レス) id: 430739def7 (このIDを非表示/違反報告)
laila(プロフ) - きちきちさん» そうですよ！よかったです( ´ ω ` )はい！頑張ってくださいね！ (2017年10月5日 12時) (レス) id: 252b27c170 (このIDを非表示/違反報告)
きちきち(プロフ) - lailaさん» ご丁寧にありがとうございます。この世界、評価だけじゃないですもんね！(広すぎる)安心してください、低評価来てもいつもと何ら変わりませんので！更新頻度遅いですが、よろしくお願いします (2017年10月4日 23時) (レス) id: 904a2e705a (このIDを非表示/違反報告)
laila(プロフ) - 低評価あるみたいですけど気にしないでくださいね！私は最初から読みやすくて好きですよ！これからも応援してますね！ (2017年10月4日 11時) (レス) id: 252b27c170 (このIDを非表示/違反報告)
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