3.補修の時間 ページ3
コツコツとやけに大きく響く足音。
廊下の騒めきが近くなってきたと思えば
教室のドアが開けられた。
A組のエリート
浅野学秀の手によって。
「A」
彼と目が合ったかと思えば呼び出された。
場所を変えて、あの図書館。
「何を考えているんだ。
前回のテストでも成績が下がっていただろう？」
きっと浅野くんなりの心配の仕方。
昔馴染みのよしみで気にかけてくれているだけ。
「君だってエンドのE組には堕ちたくないだろ」
喉に小骨がひっかかったような違和感。
あの理事長先生の教育では当たり前の価値観。
ごくん、と喉を鳴らせば小骨は一時的になくなった。
そうやって飲み込んで誤魔化して生きてきた。
「ごめんね。今日からちゃんと勉強するよ。
折角、浅野くんが教えてくれてるんだもん」
「それがいい。今、分からないところはあるか？」
彼は満足したみたいだ。
周りに馴染もうと必死で
もがいて足掻いて
空気を読むとは
相手の望む回答をすることだと知った。
自分の意見なんか聞かれてない。
みんな、都合のいい答えばかり欲しがる。
それで昔の私からは考えられない程の人たちと
…仲良くなれた。と言っていいのだろうか。
少なくとも表面的には友達である。
唯一、莉桜だけは私が偽らずにいれる友達。
はずだったのに
最終学年に近づいた頃
「中村さん、E組行き決まったらしいよ」
「A、仲良かったよね。気をつけなぁ」
知らなかった。
教えてくれなかった。
なんとも言えない、感じたことない気持ち。
頭を鈍器で殴られたような衝撃と
胸をナイフで刺されたような苦しさ。
彼女と話すことが出来なくなった。
言いたいことがまとまらなくて
声をかけても避けられて
終業式の日
手を伸ばして、彼女の腕を掴んだ。
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彗(プロフ) - めちゃくちゃカルマくんがカルマくんしてて好きです...！！好きな子が出来たらこんな感じなんだろうなぁ...ってとっても想像できます...(；；)♡ (11月20日 2時) (
レス) @page23 id: 7b069ad265 (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん（旧もこ）(プロフ) - わんしゃんさん» 全員推しだからな……ん〜誰だろ…イトナとか千葉とかですかね。コメント返してくださりありがとうございます！ (11月16日 6時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
わんしゃん(プロフ) - の〜さん（旧もこ）さん» コメントありがとうございます！返信遅くなりすみません。愛され大好物なので嬉しいです！全員というのは難しいかも知れませんが頑張ります。特に誰とのストーリーが見たいとかありますか？まったり更新ですが付き合っていただけると幸いです。 (11月15日 20時) (レス) id: 7686729bb7 (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん（旧もこ）(プロフ) - コメント失礼します！私愛され大好物なので嬉しいです！暗殺教室のキャラ全員推しなので嬉しいです！出来たら全員に恋愛的に愛されたいです、無理ならすみません。更新頑張ってください！ (10月12日 17時) (レス) @page11 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わんしゃん | 作成日時：2023年7月11日 23時
