13.球技大会の時間（当日） ページ13
まだ初夏だというのに暑い日だった。
とうとう球技大会、本番が訪れた。
E組女子vs女子バスケ部は
練習の甲斐も虚しく、敗北に終わった。
「惜しかったねー！」
「私が足を引っ張っちゃった。
女バスのキャプテンのぶるんぶるん揺れる
胸元見たら、怒りと殺意で目の前が真っ赤に染まって」
「茅野っちのその巨乳に対する憎悪はなんなの!?」
負けたというのに空気は良好だった。
元のクラスにいたら有り得ない光景。
「さて、男子野球はどうなってるかな」
グラウンドは異様な空気だった。
E組が野球部相手に善戦どころか3点もとっている。
アナウンスがあって
野球部の監督に変わって理事長が指揮を取ると。
そして、二回表
野球部の前進守備。
E組のバント作戦に備えてるとしても厄介だ。
カルマくんが不満を口にしても
審判やギャラリーに返り討ちにされてしまう。
手に汗を握って試合を見ていた。
願わくば、勝利をE組に！
ぎゅっと目を瞑ると
後ろから肩を叩かれた。
振り向くと、そこには
「おい、探したんだぞ。勝手にいなくなるな」
浅野くんがいた。
彼は私の手を引いて観衆の中から連れ出した。
「ちょっと、浅野くん！待ってよ」
早足で進む彼に向かっていう。
殆どの生徒がエキシビジョンマッチに夢中で
誰もいない校舎裏。
「僕は、AがE組に行くなんて聞いていない」
「勉強、教えてくれてたのにごめんね。言いづらくて」
彼がどんな感情なのか読み取れない。
「メールを無視したのはどうしてだ？」
メール、送ってくれていたのも知らなかった。
だって
「E組に編入する時、理事長先生に言われたの。
もう浅野くんと連絡を取るのはやめなさいって。
だから連絡先も消した。」
「君は、」
浅野くんが口籠もる。何か考えているみたいだ。
「君は僕の…駒だ。勝手な行動をされると困る」
以前の私だったなら、なんと応えていただろうか。
ごめんなさい、と口にしていたかもしれない。
逆らうのが怖くて嫌われるのが怖くて。
駒だと言われても受け入れていたと思う。
「この期末テストで本校舎に復帰しろ。
僕が教えれば50位以内は余裕だろう」
莉桜ともう一度話せたこと。
E組のみんなと過ごしたこと。
私、自分の気持ちを大切にしたい。
ずっと憧れだったんだ。
こんな学校にいて自分を突き通せるような人が。
「本校舎には戻らない。私はE組だよ」
支配されそうで苦手だった
浅野くんの目を見て宣言した。
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彗(プロフ) - めちゃくちゃカルマくんがカルマくんしてて好きです...！！好きな子が出来たらこんな感じなんだろうなぁ...ってとっても想像できます...(；；)♡ (11月20日 2時) (
レス) @page23 id: 7b069ad265 (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん（旧もこ）(プロフ) - わんしゃんさん» 全員推しだからな……ん〜誰だろ…イトナとか千葉とかですかね。コメント返してくださりありがとうございます！ (11月16日 6時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
わんしゃん(プロフ) - の〜さん（旧もこ）さん» コメントありがとうございます！返信遅くなりすみません。愛され大好物なので嬉しいです！全員というのは難しいかも知れませんが頑張ります。特に誰とのストーリーが見たいとかありますか？まったり更新ですが付き合っていただけると幸いです。 (11月15日 20時) (レス) id: 7686729bb7 (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん（旧もこ）(プロフ) - コメント失礼します！私愛され大好物なので嬉しいです！暗殺教室のキャラ全員推しなので嬉しいです！出来たら全員に恋愛的に愛されたいです、無理ならすみません。更新頑張ってください！ (10月12日 17時) (レス) @page11 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わんしゃん | 作成日時：2023年7月11日 23時
