12.球技大会の時間（練習） ページ12
ボールをドリブルする音。
バスケットゴールに入った時の心地いい音。
梅雨も明けて球技大会の季節だ。
ここでもE組はある種の特別待遇を受ける。
そこで、張り合うために今、
女子も男子も必死になって練習をしている。
私が編入する少し前にメンバー決めが行われた。
「Aちゃん、ドリンクちょーだい」
「はいっ！お疲れさま、茅野ちゃん」
そのため、サポートに全力を注いでいる。
部活でいうマネージャー的な役割。
女子の放課後練が終わっても男子はまだ残っていた。
なにやら殺せんせーを中心に特訓しているみたい。
「誰のこと見てるんだい？このこのー」
バスケ代表組の着替えを待つ間
さっきのバスケでも思ったけど
やっぱ運動できる人ってカッコいいな。
遠目でその光景を見ていると
からかいモードの莉桜に絡まれてしまった。
「そ、そんなんじゃないよ！」
びっくりして意外と大声になって男子に気づかれた。
「中村、A！女子は練習終わったのか？」
丁度、休憩に入ったらしく
磯貝くんと前原くんがこっちに向かってきた。
「今終わったところだよ。そっちは？」
「大会直前だからな、もうちょっいやってくよ」
「おーおー頑張るねぇー。お疲れさま」
和気あいあいと話す三人を見ていた。
こういう時に人見知りを発動してしまう自分が嫌だ。
借りてきた猫みたいに大人しくなっていると
「応援しにきてくれたのー？Aさん」
振り向かなくても分かる。カルマくんの声だ。
偶然、見ていただけと断りをいれながら振り向く。
「えーじゃあ差し入れもナシ？」
大袈裟に残念がる姿に、ある事を思い出した。
女子達のために作ってきた蜂蜜レモンが残っていること。
でも、男子全員分には足りないから差し出すか迷ってた。
甘党のカルマくんなら喜んでくれるかな？
「みんなには内緒にしてね。全員分ないから」
そう言って“差し入れ”を取り出した。
「…ラッキー、いただきます」
カルマくんが口にするのを見届ける。
女子には好評だったけど、どうだろう？
「ん、甘くて美味しいね」
簡単につくれる差し入れでも褒められるのは嬉しい。
「カルマー何食べてるんだ？」
磯貝くん達がコッチに気づいたみたい。
「おお！美味そー。もーらい」
前原くんが食べようと手を伸ばすも
「ごめーん、前原。コレは俺のだからあげれないや」
取られないように容器を頭の上まで持ち上げた。
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彗(プロフ) - めちゃくちゃカルマくんがカルマくんしてて好きです...！！好きな子が出来たらこんな感じなんだろうなぁ...ってとっても想像できます...(；；)♡ (11月20日 2時) (
レス) @page23 id: 7b069ad265 (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん（旧もこ）(プロフ) - わんしゃんさん» 全員推しだからな……ん〜誰だろ…イトナとか千葉とかですかね。コメント返してくださりありがとうございます！ (11月16日 6時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
わんしゃん(プロフ) - の〜さん（旧もこ）さん» コメントありがとうございます！返信遅くなりすみません。愛され大好物なので嬉しいです！全員というのは難しいかも知れませんが頑張ります。特に誰とのストーリーが見たいとかありますか？まったり更新ですが付き合っていただけると幸いです。 (11月15日 20時) (レス) id: 7686729bb7 (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん（旧もこ）(プロフ) - コメント失礼します！私愛され大好物なので嬉しいです！暗殺教室のキャラ全員推しなので嬉しいです！出来たら全員に恋愛的に愛されたいです、無理ならすみません。更新頑張ってください！ (10月12日 17時) (レス) @page11 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わんしゃん | 作成日時：2023年7月11日 23時
