カッターナイフ《綴×MiA》澪さんリクエスト ページ2
MiAside
綴は少し前から
カッターナイフを常備している。
そのカッターナイフを
取り出して何も無い時に手首を切る。
僕はそれを止めに行く。
「綴…！…やめよ？ね？…」
「そんな事よく言えるよね。傷の原因は………なのに」
一番肝心な所が聞き取れなかった。
「え…？…」
「もういいから。ちょっと来て」
そう言われ綴に引っ張られる。
「ちょっと！綴！」
「MiAは黙って着いて来ればいいんだよ。」
明らかに怒っている声。
そして僕の手を握っていた綴の手も
握りが強くなる。
ぎゅっと思いっ切り握るので少し顔が歪んだ。
「綴っ…痛いよ…」
「煩い」
今さっきとは明らかに違う部屋。
「綴…此処は…？…」
「僕の部屋。まずはこれ見て」
そう言って綴が見せてきたのは
長袖シャツの下の腕の傷。
古い傷から真新しい傷まで
色んな所に色んな傷が付いてある。
「…綴…」
「これはMiAが僕以外の男と話した時に付けた傷だよ」
「…こんなにいっぱい…」
「ねえ、MiA、僕の傷が増えるのを止めて？」
「…どうしたらいい…？…」
声が震えていた。
綴を助けたくて
綴しか見えなかった。
「MiAが僕のモノになってくれたら」
「…わかった！…なるから…もう傷を付けないで…」
綴が笑っていたのを知らなかった。
鋭利なカッターナイフは
綴の手首に突き刺さったのではなく
僕の心に突き刺さった。
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百四十四話目。
澪さんリクエスト有難う御座います。
二日に一回の更新になってるのでもうちょっと早めにしたいとは思うんですけど思うだけで実行出来てないので実行出来る様頑張ります。
土日祝日は更新出来る様にしますので。
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彩夏@麺の娘(プロフ) - みんみんさん» 死ぬ時は安楽死がいいなあと思います。 (2017年1月10日 22時) (
レス) id: 2e6380892b (このIDを非表示/違反報告)
みんみん - 彩夏@麺の娘さん» わかります ！ …自分は将来平和に永眠したいものです… (2017年1月10日 22時) (レス) id: b584b0deb7 (このIDを非表示/違反報告)
彩夏@麺の娘(プロフ) - みんみんさん» 落ち着きますよね。安らかな気持ちになれますね。 (2017年1月9日 20時) (レス) id: 2e6380892b (このIDを非表示/違反報告)
彩夏@麺の娘(プロフ) - 澪さん» 悪口を言う人には言葉を濁して、ふわーっとやめたらって言いますね。私も嫌いですもん。 (2017年1月9日 20時) (レス) id: 2e6380892b (このIDを非表示/違反報告)
みんみん - 彩夏@麺の娘さん» はい、すごく落ち着きます、一緒にいると 笑 (2017年1月9日 20時) (レス) id: b584b0deb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩夏@麺の娘 | 作成日時：2016年10月8日 22時
